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「マッスルメモリー」とは?取り戻すまでの期間の目安や有効期限

ボディセラピストとして活動しています。多くの方に携わらせて頂いた経験を元にアドバイスをさせて頂けたらと思います。
2019年07月05日
「マッスルメモリー」とは、ブランクがあっても昔トレーニングで得た筋肉のはたらきを遺伝子が覚えていること。昔の状態を取り戻すためには、どの程度の期間が必要なのでしょうか。今回はボディセラピストの肥後晴久先生に「マッスルメモリー」について解説いただきました。

マッスルメモリーとは?

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過去の筋トレの成果を短期間で取り戻す

以前トレーニングをして鍛えた筋肉が数年間のブランクが空いても、過去の状態や過去以上の成果を短期間で出すことができる状態をマッスルメモリーと言います。

過去にしっかりと鍛えた筋肉は、ただ筋肉が大きくなったわけではありません。神経細胞の活性化や筋肉細胞の質の良さも発達しています。

過去のトレーニング内容は身体が覚えている

これまで数年間ブランクが空いてしまうと、また同じ期間を使わなければ以前の状態に戻らないとされていました。

ですが最近の研究では、過去に行ったトレーニングの内容はしっかりと身体が覚えていて、数年間かけて鍛えた筋肉も数ヶ月のトレーニングで再度その状態が戻ると立証されています

マッスルメモリーはなぜ起こる?

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遺伝子がその状態を覚えている

マッスルメモリーが起きる理由は、遺伝子がその状態を覚えているから。筋肉の中には「核」というものがあります。トレーニング時の外からの刺激を覚えておくものです。

刺激を受けた情報を核がタンパク質を合成する器官へ送り、その情報を元に筋肉を増強しています。この一連の流れを遺伝子としてしっかりと身体が覚えているのです。

遺伝子が過去以上になるよう図る

しばらくの期間トレーニングをしていなくても、再度同じ刺激を受けると、核はまた活性化をして筋肉の構成を図ります。

刺激をしっかりと覚えているので、核はそれ以上のものをしっかりと作ります。つまり、過去の状態以上の筋肉にしようとはたらくのです。

マッスルメモリーを定着させるために必要な期間

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まだはっきりとした研究結果が突き止められていないようですが、平均的な期間としては約一年といわれています。

身体は筋肉だけでなく、皮膚や内臓を含め新陳代謝を図り、細胞の入れ替えを行っています。トレーニングやダイエットなどの成果が細胞の入れ替わりとして身に付きはじめるのが3~4ヶ月の期間。

マッスルメモリーとして遺伝子レベルで覚えるには、同様の期間は必要だと考えます。

マッスルメモリーに有効期限はある?

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マッスルメモリーの有効期限は、生涯ずっとと考えていいと考えます。10代の頃にトレーニングした身体は40代・50代になっても少々の時間はかかるとはいえ、同じ筋肉量や同じ体質になることは可能とされています。

しかし、60代の方が1年以上行い70代で再開するとなると、やはり年齢的な物もあり難しいところではあるようです。

若いうちに身体として身に付けたものは、遺伝子としてしっかりと身に付いています。再度しっかりと身体を動かせる環境にあれば、同じ効果が期待できるのは間違いないでしょう。

マッスルメモリーが身につくようにトレーニングを続けよう

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トレーニングにブランクがあっても、遺伝子がこれまでの筋肉のはたらきを覚えていてくれるなんてなんだか嬉しいですね。

即効性があるものではないので、久しぶりにトレーニングを再開した場合は効果が得られると信じて、諦めずに続けていくことをおすすめします。

執筆者:
肥後晴久