縄跳びダイエットの消費カロリーは?効果的なやり方を専門家が伝授! 縄跳びダイエットの消費カロリーは?効果的なやり方を専門家が伝授!
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縄跳びダイエットの消費カロリーは?効果的なやり方を専門家が伝授!

整体歴:15年目(2020年現在)。これまで延べ30,000人以上の施術に携わっております。 加えて日本ダイエット健康協会 検定1級 プロフェッショナルアドバイザーも取得しています。 皆様のお身体…
2019年05月22日
縄跳びをダイエットに取り入れた場合、消費カロリーはどの位なのでしょうか?今回はボディセラピストの肥後晴久先生が計算方法や、効率的な飛び方、注意点をわかりやすくレクチャー!身体を痛めることのないように、ポイントを把握して楽しく縄跳びを取り入れましょう。

縄跳びがダイエットに効果的な理由とは?

縄跳びダイエット
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短時間での脂肪燃焼
縄跳びをするときのジャンプが脂肪燃焼に大きな効果をもたらしてくれます。

1度のジャンプで足裏にかかる衝撃は、体重の8~10倍といわれています。もし体重が50kgの方が行うと、1度のジャンプに400~500kgの衝撃が足裏にかかります。

この衝撃を身体全体で支えていることになるので、エネルギーの消費量は高くなり、その結果ダイエット効果につながるのです。

効率的にエネルギーを消費できる
縄跳びは有酸素運動に当たりますが、この有酸素運動はエネルギー消費に必要な運動です。

脂肪燃焼には20分以上の有酸素運動が必要といわれていますが、最近の研究では10分程度の運動をインターバルを短く2~3回繰り返すのも有効だと立証されています。

筋力アップ
身体の基礎代謝を上げていくには、筋力が絶対的に必要となってきます。特に、身体の筋肉量の2/3を占めている下半身の筋力アップは重要です!

広い面積を占める場所には、それだけの筋力が必要。必要とされる場所に刺激をたくさん送れば、エネルギー消費に繋がります。

縄跳びダイエットの消費カロリーの導き方

ダイエット 体重計
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縄跳びダイエットのやり方
縄跳びダイエットを行う際の時間は、20~30分(インターバルを除いて)がおすすめです。具体的には1回につき10分行い、それを2~3回繰り返し行う方法です。

この10分間を繰り返す際のインターバルを短くして、再度始めるやり方も有酸素運動としての効果が期待できます。

消費カロリーの目安
縄跳びダイエットの消費カロリーは、厚生労働省が各運動に対して数値化した「METs(メッツ)」に当てはめると、数値の目安を導くことができます。

ここでは「ゆっくり跳んだ場合」と「リズムよく跳んだ場合」の2つ挙げ、「ゆっくり跳んだ場合」は8.8、「リズムよく跳んだ場合」は11.8という数値になります。

【例:体重55kgの人が30分縄跳びダイエットを行った場合】

消費カロリーを導く数式:消費カロリー = 1.05 × 時間 × 体重 × METs

「ゆっくり跳んだ場合」:1.05×0.5×55×8.8=254.1 254.1cal
「リズムよく跳んだ場合」:1.05×0.5×55×11.8=340.7 340.7cal

※参照元;厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト「メッツ / METs(めっつ)」

ボディセラピスト推奨!縄跳びダイエットのやり方

縄跳びダイエット
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ダイエットを行う時間帯は、日中が一番理想的だと考えられます。身体をしっかりと働かせるには血液量が重要になり、血液量は体温に比例するため、体温が上昇する日中の時間帯がおすすめです。

朝目覚めた時点では体温は下がっており、そこから徐々に日中に向かって体温は上昇します。夕方頃に少しずつ体温は下がっていき、睡眠状態に入ります。これが自律神経のはたらきです。

しっかりと身体が働きやすい時間帯に行わないと筋肉に良い刺激は伝わらず、ダイエットを行っていてもその効果は時間帯で異なるのです。

縄跳びダイエットを行う際の注意点

女性 トレーニング ダイエット
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上述したように、縄跳びでジャンプをする度に体重の8~10倍の負荷が足裏にかかります。この負荷を継続的に繰り返すので、支える筋力・柔軟性が無いと理想的な効果は期待できません

筋力・柔軟性が負荷に対してあまりにも低すぎると悪影響になり、下半身の関節の痛みにも繋がります。

5分程度行って、筋肉の疲労ではなく“腰や足などに対して違和感を感じる場合”は縄跳びダイエットを一時中止しましょう。

縄跳びは賢くダイエットに取り入れよう

縄跳びダイエット
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どのような運動でも、日常生活以上の負荷が与えられると筋肉痛としての痛みは必ず起こるもの。

縄跳びダイエットの負荷にも耐えられる健康的な身体を作るためにも、インターバルも含めた縄跳びの取り入れ方や、縄跳び前後にストレッチを取り入れていきましょう!

理想のスタイルを手に入れるためにも、上手に楽しく縄跳びに挑戦してみてくださいね。

執筆者:
肥後晴久