効果が出ない方、注目!『お腹痩せエクササイズ』の答え合わせ
お腹痩せエクササイズとしてお勧めな「カラダを起こさない腹筋エクササイズ」
まずは、お腹痩せエクササイズのおさらいをしておきましょう。
お腹痩せを目的としてお勧めな腹筋エクササイズは、「シットアップ」や「クランチ」よりもカラダを起こさない腹筋エクササイズである「アブドミナルドロー」です。その理由は、無理なく腹筋に、それもお腹引き締めの上で重要な腹横筋と腹筋下部に十分な刺激を与えられるからです。
1.両膝を立てて仰向けになり、足幅は腰幅程度にとります。
2.息を吐きながらお腹の力を使って腰を床に押しつけ3秒間キープし、息を吸いながらお腹の力を抜きます。
15〜20回を、1分程度の休憩を挟みながら3セット行います。
腰を床に押しつける感覚がわかりづらい場合は、写真のように腰と床の間に手を入れて、お腹の力を使ってその手を挟むように行ってみましょう。
「お腹痩せエクササイズ」が効果的にできているかチェックしてみましょう!
チェック1:呼吸がちゃんとできているか?
このお腹痩せエクササイズは、息を吐きながらお腹の力を使って腰を床に押しつけ3秒間キープし、息を吸いながらお腹の力を抜くようにしていきます。「腹筋に効いた感じがしない」という方、呼吸が止まってしまったり不十分なものになっていませんか?腹筋を使うときはしっかり息を吐いて、お腹の力を抜く際はしっかり息を吸うようにしましょう。
チェック2:腰を床に押しつけた際、お尻が床から離れているか?
このエクササイズでよく見落とされるポイントがコレです!腰を床に押しつけた際、お尻が床から離れていますか?ターゲットとする腹横筋と腹直筋下部に効かせるには、骨盤後傾動作ができていることが条件となりますが、腰を床に押しつけながらお尻を床から離すということは骨盤を後傾させるということになります。
チェック3:腰を床に押しつけた状態を3秒間キープしているか?
腹筋に効かない理由の1つとして、腹筋を十分に収縮させていないことが挙げられます。もしかして腰を床に押しつけたらすぐに力を抜いてしまっていませんか?特にお腹痩せの上で重要な腹横筋を効かせるには、アイソメトリックといって筋肉が長さを変えずに収縮させる必要があると言われています。腰を床に押しつけた状態を3秒間キープ(静止)させるのはそのためなのです。
前になかなか進まない場合、一度立ち止まって見直してみることが大切!
チェックしてみていかがでしたか?自分では効果的なやり方で行っているつもりでも、意外とポイントを見落としていたのではないでしょうか。
以前にもお伝えしましたが、穴の空いたバケツに水をいくら注いでも水が溜まらないのと同じでエクササイズを続けていても効果を感じない場合、必ずどこかに“穴”があります。その場合は一度立ち止まってご自身が行っているエクササイズを見直してみることが大切です。
お腹痩せエクササイズを見直してみてどこに問題があるかに気づいたら、その点に留意しながら改めてエクササイズに取り組んでみましょう。効果の違いに気づくはずです!
- 執筆者:
- 町田 晋一