「糖質制限ダイエット」を攻略！効果が出にくい人の悩みを専門家が解消

身体に脂肪が溜まりにくくなる
糖質制限ダイエットを行うと、身体に脂肪が溜まりにくくなり、ダイエット効果が高まります。

糖質は多く摂れば多く摂った分インスリンが多く分泌され(※1)、血管内の血糖値を下げて、余った血糖を脂肪として蓄えます。

糖質制限ダイエットは血糖値をあまり上げないため、インスリンの過剰分泌を抑えることができ、脂肪を溜めにくくします。

【※1：*satomi*先生による解説】
インスリンは食後の血糖値が上がると、膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるホルモンです。このホルモンは血管内に多くなりすぎた血糖値を正常値に下げるはたらきがあり、余分な血糖は肝臓へ運ばれて、脂肪として蓄えます。

野菜類やたんぱく質源をしっかり摂れる
糖質を制限する分、野菜・きのこ・海藻などの野菜類や、肉・魚介類・卵・納豆などのたんぱく質をしっかり摂ることができます。

これらの栄養素が不足すると、体内のホルモン調整が不安定になったり、たんぱく質が作れず代謝が落ちやすくなったりダイエットの効率を下げてしまいます。

ご飯の量を減らすことで、野菜類やたんぱく質源をしっかり摂れて、ダイエットの効率を上げることができます！

【*satomi*先生による解説】
・野菜、きのこ、海藻類にはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、体内のホルモンを正常に保ち、体内環境を改善する
・たんぱく質には筋肉を作る
・野菜に多く含まれている食物繊維は、体内の老廃物を排出する

偏った食事をしている
ラーメンばかり食べていたり、おにぎりとうどんを1食で食べる方など、糖質を過剰に摂る方は体脂肪がつきやすいです。

外食が多い
外食は油分が多かったり、糖質の量が多いなどの難点があります。外食を減らすだけでも、効果を感じるという方は少なくありません。

油っぽいものが好きな
揚げ物は小麦粉やパン粉など糖質を多く含むため、糖質制限ダイエットの効果を出すために減らすことをおすすめします。

お酒をよく飲む
お酒にも糖質が多く含まれているため、糖質制限ダイエットで控えるのに向いています。

肥満の方・もともと中性脂肪の高い
肥満の方はいつも多く食事を食べている方が多く、糖質摂取量が多い可能性があります。

また、もともと中性脂肪の高い方の場合も日頃から糖質が多い食事を摂っている可能性が高いため、効果が出やすいと考えられます。

中学生以下
中学生以下は成長段階にあるため、エネルギーとなる糖質をしっかり摂ることをおすすめします。

妊産婦
妊産婦の場合は母体の栄養が赤ちゃんにいくため、母体が糖質をしっかり摂らないと、赤ちゃんに十分な栄養を与えることができない恐れがあるため控えましょう。

持病を持っている
糖質は脳や身体を動かすエネルギー源となります。糖質制限をすることによって身体に影響を及ぼさないためにも、もしやってみたい場合は主治医に相談することをおすすめします。

極端に糖質を減らさない
糖質は脳や体のエネルギー源となります。特に脳は、糖質しかエネルギー源にすることができないと考えられています。

糖質が極端に少ないと、脳がきちんと働かなくなり、集中力が落ちるなどの悪影響が出る可能性があるため注意しましょう。

おかずの糖質にも注意する
主食の量をいくら少なくしても、煮物や和え物で砂糖やみりんを多く使ってしまっていると糖質を制限することができません。

砂糖・みりん・ケチャップなど、糖質を含む調味料なども意識しておくようにしましょう。

糖質制限ダイエットのポイントは、血糖値の変動に注目しながら食物繊維から食べること！

『【糖質制限ダイエット】管理栄養士が推奨するやり方・食べる順番』では、さらに詳しくやり方や食事の選び方をご紹介しています。ぜひ併せてチェックしてみてくださいね！

今回は、糖質制限ダイエットの効果にまつわる基礎知識を紹介していきました。

糖質制限をしていても今ひとつダイエット効果を感じない場合は、今回の内容をもとに自信の食事習慣を見直してみてくださいね。