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おからのダイエット効果って?管理栄養士おすすめの“かけるだけ”レシピ

フリーランス管理栄養士&実業団アスリートです。小児栄養・成長期・ダイエットなどを専門としています。
2019年06月11日
古くから愛される「おから」はダイエットにも効果的な食材のひとつ。豊富な食物繊維が腸のはたらきを促して、便秘解消などの嬉しい効果が望めます。今回は、管理栄養士のasa先生におからの基本知識や“かけるだけ”の簡単レシピを提案していただきました!

「おから」とは実際何なのか?

おから 効果
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おからの基礎知識
おからとは、大豆を磨砕・加熱した後に豆乳を搾り取った残りです。残りですが、食物繊維などの豊富な栄養素は大豆からしっかりと移行しています。

おからは別名「雪花菜」「卯の花」とも呼ばれ、日本の伝統的な食材でもあります。食物繊維によって腸のはたらきを活発にしたり便秘予防腸内細菌の改善に役立ちます。

また、腸内の不要なゴミを回収して排出してくれる効果が望めます。

おからのおもな栄養素
上述のように、おからには腸の蠕動運動を活発にしてくれる食物繊維が豊富に含まれています。

また、大豆のカルシウムたんぱく質ビタミンB群ビタミンKも豊富なので健康食品としてのイメージも根強いです。

おからで期待できるダイエット効果とは?

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食べ過ぎを防止
おからには食物繊維が豊富に含まれています。おからに含まれる食物繊維は、水に溶けにくい不溶性食物繊維が多いのが特徴です。

不溶性食物繊維は保水性が高く、胃で水分を吸収して膨らむため、食べることによって満腹感が得られ、食べ過ぎを防いでくれます

腸内環境を整える
食物繊維は整腸作用をもつため、食べることによって腸内の善玉菌が増え腸内環境の改善に役立ちます。

腸内環境を整えることによって、便通の改善も望めます。

おからをダイエットで摂取する効果的な食べ方を提案!

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おからとヨーグルトを一緒に食べる
おからのパウダーをヨーグルトにふりかけて食べる方法が、手軽でダイエットにも有効なのでおすすめです!

おからとヨーグルトを併せると良い理由
おからに含まれる不溶性食物繊維は「プレバイオティクス」と呼ばれ、腸内細菌のエサになることにより、腸内環境が改善すると考えられています。

「プレバイオティクス」とは別に、菌そのもののことを「プロバイオティクス」と呼びます。(例;乳酸菌ビフィズス菌など)

この「プレバイオティクス」と「プロバイオティクス」を合わせて「シンバイオティクス」と呼び、この2つを同時に摂取することで“より腸内環境が整う”といわれてます。

そこで、おからの「プレバイオティクス」と一緒に「プロバイオティクス」を含む食材としてヨーグルトと一緒に摂取することをおすすめです♪

おからをダイエットで食べるときの注意点

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おからの食べ過ぎに注意!
おからに含まれる不溶性食物繊維は、腸内で水分を含んで膨張し、便のかさを増すはたらきがあります。腸の中で便がどんどん膨らんでかさが増すことで、便がスムーズに進まなくなってしまう可能性があるのです。

腸の中に便が長時間留まると水分が吸収されてしまい、より一層硬くなってしまいます。食物繊維の摂り過ぎはかえって便秘を悪化させる可能性があるので注意しましょう!

おからの適量
食物繊維は便通をよくすると言われていますが、上述のように食べすぎてもいけません。また、重い便秘症を持っている方も食べ過ぎには注意してください。

おからのような「副菜」は小鉢程度の量を食べることをおすすめします。いろいろな食材をバランス良く食べることで、偏りのない食生活を目指しましょう。

おからを使ったダイエットにおすすめのレシピ

おから ダイエット レシピ
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関連記事ではダイエット中におすすめしたい、おからを使ったスイーツ「おからときなこのスコーン」のレシピをご紹介しています!

おからは通常の食事以外でもスイーツなどにも使いやすい食材。バター控えめで作れるおいしいスイーツの作り方も併せてチェックしてみてくださいね。

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おからをダイエットに賢く取り入れてみよう!

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ダイエット中の方や健康志向の方に注目されている「おから」。昔から愛され続けているだけあって、嬉しい美容・ダイエット効果も期待できそうですよね。

今回ご紹介したおからの基礎知識や、おすすめの食べ方・スイーツレシピを参考にして、おからを賢くダイエット中の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

執筆者:
asa