膝の衰え対策にスクワットを行う時に 膝の衰え対策にスクワットを行う時に
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膝の衰え対策に!『スクワット』を行う際の注意点教えます

25年のキャリアを持つ美と健康づくり指導者。外資系ホテルトレーナーを経て独立。成人~後期高齢者に至るまで幅広く対応。エビデンスに基づく情報提供と、現場経験で培った指導スキルを持つ。コンセプトは健康寿命…
2018年10月02日
膝関節は、歩いたり階段を上ったり降りたりと負担の大きい関節です。膝の動きが悪くなったり、痛みが出た場合、大腿四頭筋を強化して膝関節を支え負担を和らげるスクワット運動は有効ですが、実施の際に注意しておきたいこととは?

女性に多い膝関節の痛み

普段何気なく膝を深く曲げたりまっすぐ伸ばしたりする時に、関節の動きが悪くなったと感じたり、痛みが出ることがありませんか?

膝関節は普段から負担の大きい関節です。こうしたケースにはまず、関節自体をしっかりと安定させるために、大腿四頭筋を強化して膝関節を支えることが必要となります。

膝
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痛みはサイン!無理は禁物

スクワット運動の主動筋は大腿四頭筋です。しかし、膝関節への負担を和らげるため筋肉を付けようとスクワットをして、やはり膝が痛む場合は、関節に過度な負担がかかっている証拠

つまり筋肉は、ついても膝関節には大きな負担となっており、余計に痛みがひどくなります。もし不安を感じたり、普段から痛む場合は医療機関でまずチェックを受け、医師による運動の許可をとることです。

スクワット
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かばい過ぎて動かさないのも問題

とはいえ、痛いからおっくうだからと避けていると、更に悪循環に。筋肉も骨もどんどん脆弱化していきます。台所のシンクや、洗面所などにつかまり行うスクワットや、ゆっくりしゃがみ、痛む手前で立ち上がるようにすることもできます。

基本フォームを自分流にカスタマイズ

痛みや症状は人それぞれです。基本のフォームから発展させ、脚の開きかたや角度、深さを調節して、自分で痛まない位置を探しながらマイポジションにアレンジしましょう。

浅いしゃがみでもOK!最初は膝を大きく曲げすぎないように、そろそろと始めましょう。この時、無理は禁物!痛みや違和感がないかチェックしながら実施すること。膝に過剰な負担がかからないように注意すること。

スクワット
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まさに、やるなら今!

日頃から、膝の為にも10~15回ずつ行えるといいですね。更に膝の衰えを防ぐためにも、スクワットとともに通勤・買い物・家事・育児ついでに、10分程度のウォーキングを習慣にできるといいですね。

執筆者:
小川 りょう