今年の夏はくびれボディ!メリハリのあるお腹をつくるトレーニング
腰方形筋を鍛えよう
くびれのトレーニングといえば、ツイストクランチや、ツイストシットアップなどの捻り動作のトレーニングが人気です。それらは、ウエストを絞っている実感も湧きやすいトレーニングです。
捻り動作に使われる筋肉は、腹斜筋と呼ばれるもので、肋骨と骨盤を結び、体幹の捻りの機能を担当する部位ですが、実は引き締まったウエスト作りには、これだけでは足りないのです……。
そこで今回注目したいのは、腰方形筋のエクササイズ。
腰方形筋とは、体幹の後ろの方に左右存在し、肋骨と骨盤を繋いでいます。その機能は主に体幹部を側屈させるという事なのですが、この筋肉の働きが低下したり、強弱のバランスが崩れますと、側腹部の安定性が保てなくなったり、悪い姿勢を引き起こすといった不具合が発生する事があります。
そして、前述のとおり、腰方形筋は肋骨と骨盤を結ぶわけですから、ここの機能が低下するということは、骨盤の左右の高低差身体の歪みなども引き起こします。そうなると姿勢はもちろんのこと、多くの皆さんが気になる体幹部のボディラインも崩してしまうというわけなのです。
マーメイドサイドベントを行ってみよう
片方の手で床を押さえ、バランスを保ったまま、身体を真横に起こします。息を吐きながら身体を起こしていきましょう。
その動きを左右10回ずつ行います。
角度の目安としては、真横に50度ほどです。しかし、実際に行ってみると、どちらかのやりにくさを発見することがあるかもしれません。無理をせず、上げられるところまであげていきましょう。繰り返す中で左右の側屈の角度が、同じになるように意識をしてみてください。
もし動作の途中で痛みや違和感が発生したら、無理をすることはありません。ご自身の体調に合わせて回数や上がる角度などを調整してください。ぜひ試してみてくださいね。
- 執筆者:
- 伊藤 晃一