「バンダ・トラヤ」をマスターして、ヨガをもっと楽しもう!
■バンダ・トラヤ(三所締め)
バンダには、「錠」「封」「足かせ」「姿勢」などという意味があり、バンダ・トラヤとは体の三か所を締める技のことです。そうすることにより、姿勢が整いポーズが深まる効果があります。
3つのバンダの場所は、下の写真のあたりです。
・赤(下):ムーラ・バンダ
・オレンジ(中央):ウディヤナ・バンダ
・水色(上):ジャーランダラ・バンダ
1:ムーラ・バンダ(骨盤底)
ムーラには「根」「底」「はじめ」「基本」などという意味があります。
骨盤底を引き上げるように締めます。人によっては、お尻の穴を締めるように、尿を我慢するときのイメージが分かりやすいかもしれません。
2:ウディヤナ・バンダ(丹田/下腹部)
ウディヤナには「上昇」という意味があります。
お腹を引き締め、腰と背中を自然に伸ばします。このとき、下半身はどんどん床の方へ、腰から上はどんどん天井の方へ向かうように、体を上下に引っ張り合うイメージを持つと、姿勢が安定しやすくなります。
3:ジャーランダラ・バンダ(喉)
ジャーランダラには「網目」という意味があります。
喉を締めて、首を緩めます。喉を締める感覚が最初は分かりづらいかもしれません。首を長く伸ばし、軽く顎を引き、正しい位置に頭を持ってくることで、自然に喉が締まります。さらに、頭頂部を天井から引き上げられるようにイメージすると感覚が掴みやすいかもしれません。
おわりに
どんなことでも、闇雲に練習するより、ポイントを押さえて行ったほうが上達しやすいと思います。ヨガも同じ。ぜひ今日から3つのバンダを意識して、ヨガを楽しんでくださいね。
- 執筆者:
- 愛子