食物繊維は「毎日」必要?腸内環境とやせ体質の関係とは
食物繊維の種類と役割
食物繊維は、大きく分けて3種類。一つは、昆布やわかめなどの海藻類やこんにゃく、果物、里芋などに豊富に含まれる水溶性食物繊維。水分を吸収してゲル状になることで、糖質やコレステロールの吸収を抑制する効果や、血糖値の急上昇を抑える効果などが期待できます。腸内の善玉菌のエサとなることで、腸内に住む善玉菌の割合を増やし、そのはたらきを活性化するはたらきもあります。
もう一つは、大豆やごぼう、ブロッコリーなどの野菜類に豊富に含まれる不溶性食物繊維。腸で水を吸って膨らみ便のかさを増やすことで、お通じをサポートします。
そして、最後は難消化性でんぷん。冷やご飯や玄米、シリアルなどに含まれるでんぷんで、水溶性食物繊維とにたはたらきをします。
腸のはたらきは、腸内環境で決まる
食物繊維は、3種類をバランス良く摂取することで、腸内の善玉菌を増やして活性化し、食べ物の消化・吸収をゆるやかにし、お通じをスムーズにする効果が期待できます。
腸内のはたらきは、住みついている細菌のバランスで決まるといっても過言ではありません。腸のはたらきを整える菌を増やし、じっくり栄養素を吸収できるようにすることで、太りにくく老けにくい体質に整えることができるのです。
腸内環境は、食べ物で変わる!
そして重要なことは、腸内の環境は食事スタイルで大きく変わるということ。体調が思わしくないときや、暴飲暴食が続いたときには、お腹の調子や排便の不調を感じやすくなりますよね。何を取り入れるかによって、腸のはたらきはダイレクトに変わります。
腸内環境は食生活の改善でいつでもリセット可能であるし、腸に良い生活は、続けなければ意味がないということ。だからこそ、毎日の食生活をで整えていきたいですよね。3種類をバランス良く、毎日の食生活に盛り込んでいきましょう。
- 執筆者:
- Nao Kiyota