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「太らないおやつ」を自分で選べる力を!管理栄養士が選び方を伝授

管理栄養士をしています。現在フリーランスとしてダイエットの食事指導やいろいろな栄養相談にお答えしています。自身も20kgのダイエットに成功しました。
2019年06月14日
「太らないおやつ」をおすすめ商品で選ぶのではなく、本質的に自分の力で選べるようになりませんか?今回は管理栄養士の*satomi*先生に「太らないおやつ」の選び方や食べるタイミング、ダイエット中でもおやつを食べると得られるメリットについてご紹介していきます!

ダイエット中におやつを食べるメリットなんてあるの?

太らない おやつ
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空腹感によるストレスを抑える

人間は空腹感を感じるとストレスを感じます。すると暴飲暴食をしてしまう危険性があるため、ストレスを抑えるためにおやつは有効だと考えられます。

次の食事の血糖値を急激に上げすぎない

食事をすると誰しも血糖値が上がります。血糖値が急激に上がってしまうと、身体に脂肪を溜め込みやすくなり、ダイエットによくありません。

血糖値の上昇を緩やかにすることで、身体に脂肪を溜めにくくします。おやつを食べると血糖値が正常になるので、次に食べる食事の際の血糖値の急上昇を抑えるはたらきがあります。

「太らないおやつ」選びのポイント

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少量の糖質が入ったたんぱく質

特に空腹時は、血糖値が下がっている状態にあります。

少量の糖質とたんぱく質を一緒に摂ることで、グルカゴンというホルモンが分泌されます。このグルカゴンには、下がりすぎた血糖値を正常に保つはたらきがあり、空腹感を感じにくくします。

たんぱく質には、肉・魚・卵・豆乳などの大豆製品があります。食べ物の例としては、豆乳果汁の入っていない野菜ジュースチーズ焼き豚サラダなどがおすすめです!

100~150kcalに抑える

少量の糖質が入ったたんぱく質を摂ることは大切ですが、カロリーが多くなっては意味がありません。商品の栄養成分表示を見ながら、100~150kcalに抑えて食べるようにしましょう!

太らないために!おやつを食べるタイミングを見計らう

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食間の“真ん中あたり”

食事と食事の間が5時間以上空く場合に、ちょうど真ん中あたりにおやつを食べることをおすすめします。

おやつを食間に食べることによって、次の食事の食べすぎを防ぐことができるだけでなく、次の食事の血糖値の急上昇を防ぐことができます。

午後3時ごろ

午後3時ごろは、ビーマルワンという脂肪細胞を増やす酵素の分泌量が最も少ない時間帯。この時間帯におやつを食べることによって、他の時間よりも脂肪が溜まりにくくなると考えられます。

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太らないために!おやつを食べる注意点

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甘いものは極力控える

甘いものは糖質が多く、糖質の多いおやつを単体で食べてしまうと血糖値が急激に上がりやすくなります。身体に脂肪を溜めやすくなるため、注意が必要です。

たんぱく質が多いもの高カカオがおすすめ

ダイエットをしているとストレスが溜まって、甘いものを食べたくなることがあるかと思います。

そのような場合は、たんぱく質が多いチーズを使ったチーズケーキやプリン、甘栗などの糖分を主体としないもの、カカオ成分の多いチョコレートを食べることをおすすめします。

カカオにはポリフェノールがたくさん含まれており、抗酸化作用をもつため美容効果も望めます。

「太らないおやつ」を自分で選ぶ力を養おう!

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太らないために、おやつを我慢している方は少なくないはず。ストイックにダイエットを頑張ることも素敵ですが、たまにはストレスを解消することも大切です。

太らないおやつ選びのポイントを身に着けて、いつでも・どこでも後で後悔しないおやつを選べる自分になりましょう!

執筆者:
*satomi*