ファスティングの準備食は何を食べる?専門家直伝の食事内容や進め方
ファスティングの準備食にはどんな食材がおすすめ?
おすすめの食材
・大豆製品
・ゴマ
・発酵食品、酢の物、梅干
・野菜類全般
・海藻類全般
・キノコ類全般
おすすめの理由
上記6種類の食品は腸への負担も軽く、ビタミン・ミネラル類も豊富です。
特に発酵食品や海藻類、キノコ類は腸を良い状態に整えて、ファスティング中にお通じを促しやすい状態に。便秘でお悩みの方は食物繊維の食品を増やすよりも、これらを摂ることをおすすめします。
便秘の状態で大量に食物繊維を摂ると、かえって腸にダメージを与えたり、下痢・脱水症状を招く可能性もあるので注意しましょう。
ファスティングの準備食に避けるべき食材
動物性食品
消化に時間が掛かるため、ファスティング中のデトックス時の負担が大きくなります。
小麦粉をはじめとしたグルテン類
腸壁を傷付けやすく腸内環境が悪化する可能性があり、下痢・脱水症状を招く恐れがあります。
上白糖を使ったスイーツ類
活性酸素が大量に発生すると考えられ、血流で血管が滞ることで弱る大きな原因につながりかねません。
添加物が多く含まれる加工食品・レトルト食品
肝臓を疲労させてしまい、ファスティング効果が発揮されにくくなると考えられます。
ファスティングの準備食はどのように摂取する?
開始3日前からスタート
開始3日前を目安に食べる量を腹八分目にしましょう。
塩分・油分を控える
冒頭でご紹介したおすすめ食材を摂るように意識して、塩分・油分を控えましょう。
食事前にコップ一杯の常温水を飲む
消化機能を高めるため、食事前にコップ一杯の常温水を飲むことがおすすめ。内臓の動きを促進し、ファスティング中の尿やお通じをスムーズにしてデトックス効果を高めてくれます。
アルコール・カフェイン飲料を控える
アルコールやカフェイン飲料が体内に残ることで、ファスティング期間中に頭痛が起こる可能性があると考えられています。
ファスティングの準備食で注意すべきこと
“柔らかい+暖かい”食べ物を意識
夕食が遅くなる場合は、“柔らかい+暖かい”食べ物を摂るように意識しましょう。消化に時間が掛かる物を食べると、ファスティング中に内臓負担が大きくなります。
同じ物ばかりを食べない
同じ物ばかりを食べて、食生活が偏らないように注意しましょう。たとえばワカメをはじめとした海藻類は消化が遅いため、ファスティング当日まで体内に残りやすいのでバランスよく食べるようにしてください。
極端な準備食の制限を設けない
早く痩せたい気持ちが強いと、準備食まで極端にセーブするケースも多く見られます。かえってファスティング中に辛くなってしまい、効果が出にくくなるので準備食は過剰な我慢をしないようにしましょう。
ファスティング前は準備食を上手に摂っていこう!
急にファスティングをはじめてしまうと身体への負担も多いので、今回ご紹介したような食材を中心に準備食から徐々にはじめていきましょう。
- 執筆者:
- 内藤 絢