「乳首の黒ずみ」の原因って？対策・予防法やクリームの選び方辞典

乳首が黒ずむ原因のひとつは、衣類などによっておこる摩擦です。肌は摩擦が起こると自らを守ろうとしてメラニン色素を多く発生させることになります。この摩擦が乳首の黒ずみを招くと考えられるのです。

先天的なメラニン色素の量も乳首の黒ずみの原因のひとつ。人間の皮膚はメラニン色素の量などによって個人差があるので、色黒の人は色白の人と比較すると乳首の色が濃い傾向にあります。

乳首の色が女性ホルモンの影響を受けて変化することも原因に挙げられます。妊娠中に乳首が黒ずんで、出産後授乳を終えてから元の色に戻るのはまさに女性ホルモンの影響が大きく関係しています。

刺激を与えないよう注意することが大切。身体を洗う際にはゴシゴシと擦らないようにしたり、摩擦が起きないよう自分に合うサイズの下着を身に着けることがポイントです。

就寝中ノーブラで過ごすと、寝返りの度に乳首の摩擦を引き起こす恐れがあります。夜用のナイトブラを着用しましょう。

美白効果や肌代謝を促進させる効果のあるバスト用のコスメを使うことも改善策のひとつ。ただし乳首はデリケートなので、刺激の強いコスメは避けた方がよいでしょう。

バスト用のコスメは市販のものにとどまらず、クリニックで販売されているものもあります。どのような成分が配合されているのか、刺激の強さなどもよく調べたうえで使用することをおすすめします。

レーザー治療を受けるという方法もあります。その場合は信頼できるクリニックで施術するのはもちろん、具体的な施術内容や費用をよく確認して受ける必要があります。

いずれの場合もすぐに効果が出ることを期待せず、根気よく続けていくことが大切です。

乳首の色には個人差があります。そのため自分が理想とする色を目指すのではなく、本来の色に近づけることを目的としてクリームを使用しましょう。そのうえでクリームを選ぶポイントは、以下の通りです。

刺激の強いものは避けるようにしましょう。特に皮膚が弱かったり肌にトラブルを起こしやすい人は、低刺激のクリームを選ぶ必要があります。また、使用前にパッチテストを行うことも大切です。

どの程度乳首が黒ずんでいるのか、度合いを考慮する必要があります。軽い色素沈着で黒ずんでいる場合は、肌代謝を促進させるクリームを使用することで改善する見込みがあります。

とても黒ずんでいる場合には美白効果の高いクリームを使ったり、肌代謝を促進させるクリームと美白クリームを併用して使うといった工夫が必要なケースもあります。

摩擦などの刺激を与えないこと、保湿することが乳首の黒ずみ予防につながります。日頃からしっかりと保湿していると、予期せぬ刺激が乳首に与えられたときも、その衝撃を多少なりとも和らげる効果が期待できます。

保湿することは正常な肌代謝を促進するうえでも重要なポイントなので、ぜひ意識してみてください。

「乳首の黒ずみ」のケア方法に悩んでいる女性は少なくありません。デリケートな部分だからこそ試している対策や予防法は自分に合うかしっかりチェックして、快適なバストケアを取り入れていきましょう。