「朝食に食べるといいもの」とは?栄養士推奨のダイエット中のメニュー 「朝食に食べるといいもの」とは?栄養士推奨のダイエット中のメニュー
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「朝食に食べるといいもの」って?栄養士推奨のダイエット中のメニュー

管理栄養士をしています。現在フリーランスとしてダイエットの食事指導やいろいろな栄養相談にお答えしています。自身も20kgのダイエットに成功しました。
2019年06月21日
「朝食に食べるといいもの」とは、具体的にどんなメニューやレシピなのでしょうか。今回は管理栄養士の*satomi*先生にダイエット中の方々におすすめの朝食について教えていただきました!代謝アップやダイエットをサポートする朝ごはんについて学んでいきましょう。

ダイエット中に朝食を食べるメリットとは?

朝食
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体内時計を整える

朝食は、1日の始まりを身体に教えるはたらきがあります。朝食を食べることによって体内時計が正常になり、1日を快適に過ごせるのです。

代謝が高まる

朝食は1日を活動的に過ごすエネルギー源。朝食をとることによって代謝が高まり、ダイエット効率も上がります。

逆に、朝食をとらないとエネルギーを得られず代謝を下げてしまいます。代謝を促すためにも、ダイエット中も朝食は欠かさないようにしましょう!

“朝食に食べるといいもの”を栄養士が提案!

朝食に食べるといいもの
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和食

和食は洋食や中華に比べて脂質が少なく、胃腸に負担をかけずに済みます。ダイエット中の朝食として非常におすすめです!

果物

果物には身体の調子を整える、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。また、エネルギーに変わりやすい糖分も多く含むので適切に取り入れていきましょう。

目安としては、200g程度(みかんなら2個程度)がおすすめです。

朝食と一緒に飲むとダイエット効果がある飲み物

飲み物
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白湯などの温かい飲み物

朝食前に白湯や温かいお茶を飲むことで、胃腸がはたらいて食べ物を消化吸収しやすい状態に導きます

また、人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくため水分を補ったり、体温を高めて代謝アップも促します。

体温が1℃上がると代謝が13%上がると考えられているので、ぜひ試してみてください。

“朝食に食べるといいもの”をマスター!おすすめのメニュー

朝食に食べるといいもの メニュー
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雑穀米や玄米

主食は白米よりも雑穀米や玄米がおすすめ。白米に比べて、雑穀米や玄米には糖質や脂質などの代謝を促したり、身体の調子を整えるビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

卵料理

卵は筋肉を作るたんぱく質を多く含んでいるだけでなく、ビタミンC以外の栄養素をほとんど含んでいるので、朝食に食べたい1品です。

また、卵に含まれている大豆レシチンには、コレステロールや中性脂肪を下げる働きがあります。

納豆

納豆のネバネバ成分は血行を促進して体温を上げるため、朝食に非常におすすめの食材です。また、発酵食品なので腸内環境を整えて便秘を解消したり、ダイエット効果を高めるはたらきに期待できます。

身体を温める作用のあるシソねぎを薬味として使ってもいいですね。

“朝食に食べるといいもの”をマスター!おすすめのレシピ

朝食に食べるといいもの レシピ
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副菜のおかずに、大根・玉ねぎ・しょうが・にんにくなどの土の中の野菜を食べると良いです。また、ニラやチンゲン菜なども身体を温める野菜です。

具沢山のお味噌汁にすると野菜が小さくなるので食べやすいですし、汁を飲むことで汁に溶けだした野菜の栄養素も余すことなく摂れるのでおすすめです!

「具沢山お味噌汁」の材料(4人分)

・大根:3cm
・玉ねぎ:1個
・しめじ:1/2パック
・チンゲン菜:1株
・しょうがすりおろし:小さじ1
・味噌:大さじ4
・水:4カップ

「具沢山お味噌汁」の作り方

STEP1:大根はいちょう切り、玉ねぎは薄切り、チンゲン菜はざく切り、しめじは石づきをとって食べやすい大きさにほぐす

STEP2:鍋に水を入れて、STEP1の大根を入れる

STEP3:鍋が沸騰したら、STEP1の大根以外の野菜としょうがのすりおろしを入れる

STEP4:味噌を溶き、器に盛って完成!

「具沢山お味噌汁」で期待できる効果

・お味噌汁で身体を温めることができる

・しめじのうまみ成分でダシを入れなくても美味しく食べることができ、塩分も少なくすることができる

・しょうがは加熱することにより、身体を温める効果を発揮する

“朝食に食べるといいもの”を上手に食べよう

朝食に食べるといいもの
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ダイエット中に極端な食事制限や食事の回数を減らしている方も居るかと思いますが、上手に取り入れることでダイエット効果をサポートすることができます。

ぜひ今回ご紹介したようなメニューやレシピを参考に、朝食を上手に取り入れてみてくださいね。

執筆者:
*satomi*