「洋梨体型」のダイエット法を専門家が伝授！厳選トレーニング4選

洋梨体型とは、お腹（特に下腹部）～臀部、太ももへと広い範囲で脂肪がついていることが特徴です。その見た目がフルーツの洋梨のように見えることから洋梨体型と呼ばれています。

脂肪には2種類あり、皮下脂肪と内臓脂肪があります。洋梨体型は皮下脂肪が多く付着している体型を指していて、女性に多く見られるといわれています。

皮下脂肪は体温の保持や筋肉の保護を行っているので、全身に付着している脂肪です。その上で冷やしてはいけない、下腹部・臀部・太ももに脂肪が集中するように身体として構成されています。

女性は月経周期があるので冷えには過敏に対応しないといけないため、皮下脂肪も多く付着するようになっています。

身体の代謝が上がらないと脂肪の燃焼できず、燃焼するには20分以上の運動が必要です。

身体がエネルギーに必要とするのは基本的に糖質と脂肪ですが、運動という動作が無いと脂肪を燃焼するタイミングがほぼありません。

代謝は筋力に比例します。筋肉のはたらきがしっかりしていると身体は活発に動くので、エネルギーの元である脂肪を必要とします。

上記で運動不足を挙げましたが、身体を動かす時間が減ると筋肉としてのはたらきそのものが低下してしまいます。

その結果、自然と筋力低下が起こってしまうのです。低下した筋肉のまわりに皮下脂肪が付着していき、洋梨体型へと変わっていくのです。

私もセラピストとして沢山の方を施術させて貰っていますが、身体が辛いと訴えて来る方は筋肉そのものの機能が低下しているケースが多いです。そして身体のどこかの痛みや症状を訴えていらっしゃいます。

洋梨体型に関わる場所は骨盤まわりであると考えられるため、骨盤まわりの筋肉の柔軟性低下が洋梨体型を加速させてしまうのです。

平均的な1日の消費カロリーは1800～2200kcalといわれます。1日に必ず必要なカロリーの目安なので、この程度の目安は日々保つように意識しましょう。

食生活はどれだけバランスよく食べて、無駄な間食を避けられるかが大切！摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように計算してみてください。

ダイエット中に極端に肉や魚を制限する方もいますが、人間の三大栄養素が豊富に含まれる肉や魚は適量食べるようにしましょう！

代謝率を高めるには、体温の維持が大切。そのためには、自律神経のバランスを整えることが重要です！

皮下脂肪が多い方は筋力の低下が起こっているため、十分な体温維持ができておらず、自律神経のバランスも上手くいっていないケースがあります。

自律神経は、湯船に浸かって深呼吸を行うことで改善を促していきましょう。深呼吸をすると足先や手先に血液が行き届き、体温も上がりやすくなります。15分間程度、湯舟で身体の芯まで温まり深呼吸を繰り返してみてください。

洋梨体型の改善トレーニングは、運動不足解消と筋力低下の改善を目指した有酸素運動と無酸素運動の両方のトレーニングを行いましょう！

有酸素運動で脂肪を燃焼させるには、20分以上継続した運動が必要です。日頃の生活圏内でゆっくり20分かけて歩くなど、少しの工夫で脂肪消費に切り替わるので意識してみてください。

下腹部・臀部・太ももの筋肉にアプローチできる無酸素運動を取り入れましょう！下腹部のトレーニングは四つん這いの状態になり、そのままお腹を凹ませるだけの簡単な運動がおすすめ！

よく腹筋を取り入れている方を見受けますが、やり方を間違っていると腹筋の上部を鍛えるだけで終わってしまいます。洋梨体型の改善には下腹部を鍛えるようなトレーニングが重要です。

臀部は足を後ろに反らすことによって鍛えることができます。壁に手をつき、バランスを十分に取った状態で真後ろに足を振り上げてみてください。

上半身がブレては効果が薄くなってしまうので、上半身はしっかりと態勢を維持して行いましょう！

太もものトレーニングでは、ももの前側を鍛えていきましょう。椅子に座り、そのまま膝を真っすぐ伸ばします。この際、膝はしっかりと伸ばしきることがポイント！

ももの前側の筋肉は大まかに4つの筋肉で構成されているので、しっかりと伸ばさないと全体を鍛えることができません。膝を曲げないように注意してみてください！

洋梨体型は、適切にアプローチしたい筋肉を鍛えることで改善に近づくことができます。ぜひ今回ご紹介したようなトレーニングを取り入れて、効率よく理想のスタイルを手に入れましょう！