秋はお肌も身体も乾燥注意!潤いを与える生活習慣3選!! 秋はお肌も身体も乾燥注意!潤いを与える生活習慣3選!!
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秋はお肌も身体も乾燥注意!『潤いを与える生活習慣』3選

自身のアスリート時代のケガをキッカケにトレーナーを目指し、介護施設での運動指導、病院でのリハビリテーション、接骨院、フィットネスクラブ、オリンピック選手やプロアスリートと幅広くトレーニングを手がけ、年…
2018年10月10日
夏の暑さも落ち着き、秋の気温になってきましたね。過ごしやすくなる季節ですが、実は「乾燥」しやすい季節でもあります。この時期体調を崩しやすい方も、お肌の調子が悪いという方も、実は「乾燥」が原因かも・・・!?お肌も身体も乾燥させない生活習慣を3つご紹介します。

秋の不調は「乾燥」が原因!?

夏も終わり、気温もだんだんと下がってくるこの季節。秋は過ごしやすい季節だけれど、なんだか体調がすぐれない、気分が上がらない、お肌の調子が悪いなんてことはありませんか?

例えば、乾いた咳がよく出るようになったとか、アレルギー症状がひどくなった、お肌が乾燥してしまう、やる気が出にくい、などなどは「乾燥」が原因です。中医学の考えでは、秋は「温燥」の季節と言います。秋は空気が乾燥し始めるので、身体も乾燥しやすくなるのです。

身体の中で一番乾燥の影響を受けるのが「肺」です。肺は呼吸はもちろんですが、喉や身体の水分調節、お肌にも大きく影響する臓器で、ウイルスから身体を守るというような機能もあります。

この「肺」が乾燥で弱ってしまうことで、先ほど挙げたような風邪、肌や喉の乾燥、便秘などを引き起こすだけでなく、アトピーや鼻炎などのアレルギー疾患をも悪化させてしまうと考えられます。

乾燥
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乾燥を防ぐ生活習慣~お風呂編~

秋の乾燥から身体を守るには、どうすればいいのでしょうか?ここからは、乾燥を防ぐ生活習慣3つを紹介していきます。

まずはお風呂編!!だんだんと気温が下がってきていますので、シャワーだけで毎日終わらせていては身体が温まらずに潤いを失ってしまいがち。忙しい毎日ではありますが、お風呂に浸かる日を作っていかなければいけません。ですからまずは週に1~2日で、効果のある入浴法をお伝えします。

~身体を潤す入浴法~

1:たっぷり水分を補給し、40℃のお湯で全身浴を約20分行います(途中で半身にしたり、足だけにしても構いません)。
2:上がったら10~15分保温する。(水分は常温か温かいものにし、クーラーなどに当たらないようにする)。

たったこれだけですが、しっかり入浴することで体温を上げ、湯気で喉や肺を潤すことができます。そしてお風呂上りに身体を保温することで身体の代謝を高め、乾燥に負けない身体づくりができます。

この入浴法は、毎日行う必要はありませんので、多くても週に2回にしてください。もともと低体温の方は、39℃から始めていただいても構いませんので、無理のない範囲でお願いします。

お風呂
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乾燥を防ぐ生活習慣~運動編~

今度は運動編です。秋はスポーツの秋とも言いますから、ぜひ運動を始めてもらいたいですね。とはいえ、なかなか時間が確保できない方におすすめの乾燥を防ぐエクササイズを紹介します。それは「深呼吸」です!!

「深呼吸」を行うことで、リラックス効果はもちろん、肺をしっかり動かし横隔膜を使うこと、でアレルギーなどの抑制効果が期待できます。実は、アレルギーなどの方は、この横隔膜の緊張が強くなっている場合が多く、しっかり呼吸ができていないことがあります。では、その深呼吸のやり方を解説していきます。

「胸式呼吸で深呼吸」

1:楽な姿勢で座り、片方の手を挙げ、斜め前に腰から倒します。
2:腰のあたりが少し伸びてるのを感じながら、鼻から大きく息を吸い胸を広げてお腹を凹ませます。
3:リラックスして息を吐き、身体を戻してきましょう。5回ほど繰り返したら反対も行いましょう。

ポイントは、胸を広げて大きく吸うことです。普段背中や胸周りが硬くなって、息が吸いにくくなっているので、ストレッチをするように大きく呼吸していきましょう。

呼吸法
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乾燥を防ぐ生活習慣~食事編~

最後は、食事編です。スポーツの秋もさることながら、食欲の秋のほうがしっくりくるのではないでしょうか?

食事編では、身体を潤してくれる食材についてお話ししていきます。中医薬膳では、甘味・苦味の食材で更に涼性のものが、熱を収め、潤いを増してくれる作用があるといわれます。

おすすめの食材としては、あわ・れんこん・きゅうり・トマト・松の実・白ごま・黒ごま・柿・びわ・りんご・梨・牛乳・卵・豆腐・貝類など。

また、白色の食材は体内を潤すと考えられています。ゆりね・白きくらげ・白ごま・はすの実・だいこん・レンコン・はちみつ・豆腐・杏仁など。

逆に、生姜・にんにく・唐辛子などの刺激の強い食材は、体を乾燥させてしまいますので控えた方がよいでしょう。

りんご
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旬の食材をうまく取り入れ、白いものを意識して食べるようにしてみましょう。ただ白いものは、身体を冷やしやすいのであったかい調理をおすすめします。

執筆者:
大小田 健介