もしかして逆効果!?ちょっとしたことで変わるトレーニング効果の違い
脚を細くするためにも知っておきたい3つのこと
引き締まってすっきりとした身体づくりのために、脚を細くしたいと思ったことはありませんか?エステに行くのはお金がかかるし、マッサージに行ってもそれほど効果を感じられない。たしかにいろいろな選択肢があると思いますが、やはり私のおすすめはトレーニングをすることです。
その理由は、トレーニングをすることで筋肉が発達して張りが出ることや力を発揮することができるからなのです。もちろん日常生活でも脚を使いますが、効率が良くなければ脚を細くすることはできないでしょう。そこで、日常生活も含め、トレーニングを始める前に知っておきたい3つのことを解説します。
その1『どこをどう動かすの?』
脚を動かすためには、足首・膝・股関節という3つの関節が働きます。それぞれの動きには特徴があり、その中でも股関節の動きに癖があると効果が出にくいばかりか膝に負担をかけてしまう場合があるので要注意です。そして、しっかりと関節が動くことでお尻の筋肉を使い、脚を太くせず引き締めることができるのです。
その2『どこに意識を向けるの?』
トレーニングにはいろいろとありますが、今回は代表的なスクワットを例に挙げます。このあとに詳しいやり方を示しますが、スクワットは足裏が着いた状態で行うため、歩くなどの動作に繋がるものでもあります。
そこで、意識を向けたいのが『足裏』。足裏の感覚があり、地面を押すような踏ん張りがきくとお腹にも力が入りやすくなるでしょう。このように力が伝わる意識が高まってくると、太ももなど余分に力を使わなくても済むので脚が太くなりにくくなります。
その3『動きにくくなってない?』
どこを動かしどこに意識を向けるかが分かったとしても、その関節が思うように動かせないことがあります。そこで大事なのがイメージと柔軟性です。
イメージというのは、動かす方向だったり感覚だったりします。それは頭の中で想像することで高まるでしょう。そして柔軟性というのは、効果的に動くために必要なこと。スクワットでいうと、お尻や腿の裏の筋肉が充分に伸びることでトレーニングフォームがとりやすくなります。
トレーニングのポイントはこれ!
では、実際にスクワットをやってみましょう。
スクワットはお尻を突き出しながら腰を落としていくのですが、ちょっとした違いで脚を引き締める効果が下がってしまいます。まずは正しいフォームを確認してみましょう。
【正しいフォーム】
・脚を腰幅よりやや広めに開きます
・股関節から曲げて、お尻を突き出しながら腰を落としていきます
・背すじを伸ばし、目線は前方へ向けておきます
【よくある間違い1】
・股関節よりも膝から曲げている
・股関節の動きが不十分で腰が丸くなる
【よくある間違い2】
・腰を落としていく時に膝が内側に入る
よくある間違いで共通するのは、やはり股関節の動きです。ここがきちんと曲がるための柔軟性や意識を高めることが、脚を太くせず効果を上げるポイントとなります。
トレーニングは5秒くらいかけて一つの動作をするようにしましょう。とくに慣れないうちは、ゆっくり丁寧に行うことがおすすめです。10〜15回を目安に、週2回から3回続けると効果的です。
- 執筆者:
- 金子 由美