夏疲れケアやポッコリ下腹解消に!旬のイチジクの嬉しい栄養と超簡単レシピ3つ 夏疲れケアやポッコリ下腹解消に!旬のイチジクの嬉しい栄養と超簡単レシピ3つ
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夏疲れケアやポッコリ下腹解消に!旬のイチジクの嬉しい栄養と超簡単レシピ3つ

フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」につい…
2018年09月06日
夏の終わりから秋の初めに旬を迎える「イチジク」。この時期ならではの初秋の味覚ですよね。イチジクは溜まりがちな残暑のストレスケアや便秘改善におススメの旬食材。今回は女性に嬉しいイチジクの栄養と取り入れ方を、インナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。短い旬を見逃さずに堪能して!

残暑のストレスケアに嬉しい栄養

イチジクの果汁に豊富なクエン酸。柑橘類に多いイメージですが、実はイチジクにも含まれています。疲労を感じる原因は「乳酸」。クエン酸はこの乳酸の代謝をサポートする働きがあります。季節の変わり目であるこの時期は、夏の疲れが出てきやすい時期。気温や湿度の変化に体の機能がうまく追い付かず、無意識のうちに体に負担がかかります。

旬のイチジクでクエン酸を上手に取り入れ、疲れを溜め込まない体作りを目指しましょう。もちろん、十分な睡眠やバランスのとれた食事もストレスケアには欠かせません。

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お疲れ気味の胃腸ケアにも!

イチジクには肉や魚などのたんぱく質の分解をサポートする消化酵素も含まれています。厳しい残暑による夏バテから、食欲不振気味、胃腸の調子が落ちている……という人にもおススメです。肉料理の横に添えたり、ソースにしても◎

豊富なペクチンでスリムな下腹をキープ!

イチジクに豊富な食物繊維。食物繊維の中でも特に「ペクチン」と呼ばれる水溶性の繊維は、腸を刺激して便秘予防をサポート。ぽっこり下腹を解消します。糖尿病をはじめとした生活習慣病の予防にも効果が期待されています。豆乳やアーモンドミルク、飲料タイプのヨーグルトなどとあわせてジュースにすれば、より取り入れやすく、おいしくいただけるのでおススメです。

アンチエイジングに嬉しい栄養も豊富!

イチジクには細胞の老化を防ぐ「抗酸化力」の高いビタミンA(β-カロテン)やビタミンEも豊富です。ビタミンAは目や粘膜の乾燥を防ぎ強くて美しいお肌作りもサポートします。ビタミンEは「アンチエイジングビタミン」とも呼ばれるほどの抗酸化力が高い栄養素。夏に受けた紫外線のインナーケア、美白対策にもおススメです。

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【簡単ビューティーレシピ①】イチジクと茄子のバルサミコソテー

皮を剥いてくし切りにしたイチジクを細切りにして水にさらしてアク抜きした茄子と一緒に、オリーブオイルをひいたフライパンでさっと炒めてバルサミコ酢少々と和えれば完成。

【簡単ビューティーレシピ②】イチジクとカッテージチーズのサラダ

皮を剥いてくし切りにしたイチジクをベビーリーフの上に並べ、カッテージチーズをトッピングしてEXVオリーブオイルをまぶせば完成。美肌効果の高い亜麻仁オイルやアルガンオイルでもOK。

【簡単ビューティーレシピ③】イチジクとブルーチーズのカナッペ

クラッカーまたは薄切りにしたバゲットに、薄切りにしたイチジク、細かく砕いたブルーチーズをのせ、ハチミツをまわし駆ければ完成。チャービルやイタリアンパセリをトッピングすればより華やかなビジュアルに!

イチジク
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いかがでしたか?女性に嬉しい栄養がギュッと詰まった旬のイチジク。旬が短い食材なので、日々の食卓に積極的に取り入れたいですね。料理が苦手な人でも簡単に作れるレシピも是非ご活用ください。

【参考文献】 ・「美肌美人栄養学」(X-Knowledge) 蒲生桂子/監修 ・「からだにおいしいフルーツの便利帳」(高橋書店) 三輪正幸/監修 ・「食べる美女肌セラピー」(エクスナレッジ) 伊達友美/著 ・「果物の新常識」(誠文堂新光社) 田中敬一・原田都夫・間苧谷徹/共著 ・「スーパーフード辞典」(主婦の友社) 斎藤糧三/監修

執筆者:
國塩 亜矢子