夏バテすっきり!胃腸を整えて姿勢美人になる「リラックス腹式呼吸」
夏こそ腹式呼吸を意識してみよう
暑さと湿気で息苦しくなると、呼吸も浅くなり、特に吐く息に不快感を感じやすく胸周りに圧迫感を感じやすくなります。呼吸はしっかりと吐くことができないと、スムーズに息が入っていきません。
大切なのは息を吐くこと。しっかり吐くことができれば、自然と息は入ってくるのです。しかし暑さのせいで、胸の上部だけで浅い呼吸を続けていると、体は酸素不足になり余計にしんどくなります。夏の今こそしっかりとお腹で呼吸をし、深くしっかりと息が吐けるようになりましょう。またお腹でしっかり呼吸ができると、腹圧で胃腸の調子が整います。食欲不振には、まずは呼吸から見直してみて。
息を吐くだけ、リラックス腹式呼吸
【リラックス腹式呼吸のやり方】
(1)両手を下腹部に当てます。親指と人差し指で三角形を作り、親指が上にくるようにして、三角形の真ん中におへそがくるように手をおきましょう。
(2)まずは息を吐いていきます。リラックスして少しずつ気持ちのよい速度で吐いていきましょう。
(3)お腹は自然と凹んでいきます。無理に腹筋の力は使わず、苦しくない程度のところまで息を吐ききっていきましょう。
(4)お腹の力を抜いて、自然と息が入っていくのに任せて息を吸っていきましょう。
(5)無理にお腹を膨らまそうとせず、自然と入ってくる息に任せます。
(6)再び息を吐いていきます。吐いて吐いて吐いてと、ゆっくりとお腹を無理なく凹ませていきます。
(7)まずは1分程度続けていきましょう。
精神的にもイライラを鎮めてくれる
お腹の呼吸は、最初は難しいかもしれません。吐く息でお腹が凹んで、吸う息でお腹が膨らむ自然な動きが、逆になってしまっている人もいます。(気功や武道などで逆式呼吸を使う場合は別)まずは、しっかり吐くということに慣れましょう。お腹がスムーズに動かせるようになるには、少しずつ慣れて練習していく必要があります。
スムーズに深い呼吸ができるようになると、精神的にもリラックスできて落ち着いた状態でいられます。暑さでイライラしがちなこの時期の気持ちも落ち着かせてくれますよ。
寝る前、起床時にも行ってみましょう
お腹の動きがどうしても難しい場合は、仰向けの姿勢で練習してみましょう。また、就寝前や起床時のタイミングで、しっかりと息を吐いていく呼吸をしていくと、腹圧で胃腸の調子が整います。快適に食べて、快適に排出する消化器系の働きがスムーズでいられれば、お腹がスッキリとして姿勢もお腹からしっかりと伸ばすことができます。
姿勢は消化器系の働きに影響しますので、夏こそ腹式呼吸をマスターして、体の内側からスッキリと夏に負けない体を作りましょう。
- 執筆者:
- yuuka