便秘・冷えとサヨナラ!「内臓の働き」を良くするリラックス法
身体がリラックスと緊張のほどよいバランスが取れている時、内臓の働きもほどよくなりますが、緊張に偏ってしまうと内臓の動きがストップしたり不規則になったりして、不調を感じやすくなります。今回は、リラックスと内臓の関係や、リラックスをするイメージエクササイズについて、ご紹介します。
内臓の働きは副交感神経
私達が起きて活動するのは交感神経の働きですが、内臓を働かせて消化吸収代謝をするのは副交感神経の働きに寄ります。ですから、私たちが活動にいそしんで頑張れば頑張るほど、内臓の血流は悪くなり、消化が悪く感じたり、お腹が冷えたり、便秘になったりしやすくなると考えられます。
お腹は力を入れているだけでは凹まない!?
お腹を凹ませたい、姿勢をよくするためには、ずっとお腹に力を入れていれはいいのでしょうか?お腹を凹ませる筋肉はつくでしょうが、ずっと凹ませる緊張を続けているのは自律神経が交感神経に偏るので、かえって内臓の働きは悪くなり便秘の原因の一つになって、お腹が凹みにくくなる可能性もあります。
自律神経にメリハリを与え、内臓を働かせて、お腹の冷えや便秘を解消するのも大切な視点です。
リラックスするイメージエクササイズ
リラックスと内臓の働きの関係について、大切さを理解していただけたでしょうか。内臓から体をリラックスさせる方法を行ってみましょう。
仰向けに寝転がり、目をつぶってイメージをしてみてください。私達の身体の半分以上は水分でできています。身体の海の中に、骨や内臓がプカプカと浮いています。自由に、バラバラに、プカプカと浮いています。
それを意識することで身体の力が抜け、副交感神経が働き、内臓が働いて、ポカポカとした血流のいい感覚が得られるようになります。慣れてきたら仰向けにならなくてもイメージできるでしょう。
おわりに
いかがでしたか?体感的に、自分の骨や内臓一つ一つが体内の海で浮かんでいる様子を実感できるようになってくるといいですね。
便秘や冷えなどがあると、イライラしたり、焦ったりして、リラックスとは遠い感覚になるかもしれませんが、この方法や事実を知っているととても気が楽になるのではないでしょうか。ぜひお試しください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子