寒暖差で便秘がち。だから食物繊維を沢山摂ろう!は逆効果。 寒暖差で便秘がち。だから食物繊維を沢山摂ろう!は逆効果。
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寒暖差で便秘がち。「食物繊維」よりも真っ先に摂るべきもの

睡眠栄養指導士®︎ ヨガインストラクター 食育指導士 エアロビクスインストラクターとして活動をする中、日々のハードワークによるストレスで慢性胃腸炎を患い体質改善でヨガを取り入れ、体調が良くな…
2018年10月09日
ヨガインストラクター兼睡眠のプロ、内藤絢です。あの酷暑から一転!最近は、羽織り物がないと寒い日が増えてきましたね。そんな中、体温調整が上手く行かずに起こるのが『便秘』。この時期は、酷暑の冷房・冷たい物の摂取で体内に溜まった冷えが身体に出て来て、自律神経が乱れやすくなる事も便秘の原因となります。その「正しく無理ない解消法」をご紹介します。

「便秘=食物繊維」のイメージ、ありませんか?

食物繊維でお腹の掃除!と聞いた事、ありませんか?

勿論、これもあります。ただし、便秘の腸はカチカチに固くなっているので、先に“カチカチを和らげる”がポイント!腸には「腸壁」と言うものがありますが、便秘の時はカチカチ・パンパン=壁に傷が付きやすい状態です。

そこに刺激のある食物繊維が入ると、デリケートな壁にプツプツと穴が空き、腸自体の動きがさらに鈍り、便秘の悪化、場合によっては一気に来た刺激により「軟便」になってしまう可能性も・・・。

ならどうしたら良い?を次にお伝えします。

食事
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食物繊維は後で大丈夫!真っ先に摂りたいのはコレ!

【1】水分量は足りていますか?
水分量が足りないと血流が悪くなり、内臓の動きも滞ります。常温水・白湯を摂る習慣を付けましょう。目標は1日あたり2リットル!

起き抜け・食事前・入浴前・寝る前にコップ一杯(200ml)=800ml
食事時の汁物(約150ml)=3食で450ml
ペットボトル1本=500ml

これで1.75リットル!と、普段の生活内でこれだけ摂れます。さらに口が渇いた時に少しずつ飲む事でクリア出来るので、まずはここから!

【2】発酵食品、ネバネバ食材を摂っていますか?
特に便秘解消に良いのは「日本食」。味噌・納豆・ぬか漬けです。

腸を守りながら腸内環境を整えるので、便秘・軟便、両方の人に改善が期待できます。またネバネバ食材は腸内の汚れを流すので、スムーズな排便を促します。

【3】食物繊維は腸が少しずつ動き始めてから!
消化に時間が掛かる=内臓のエネルギーを使います。動き始める事でエネルギーも発揮されるので、食物繊維の効果を出すなら【1】【2】で少しずつ改善されてからをお勧めします。

食物繊維
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腸が良くなると便秘解消+深く眠れる!

腸と脳は密接な繋がりが。睡眠は「脳の休息と脳内の疲労物質を取る」時間です。腸が良くなると脳の疲労物質を取る力も上がり、深く眠れて便秘になりにくい身体作りにも繋がります。

まずはどちらか一つからでも是非お試し下さい!

執筆者:
内藤 絢