元気を出したい時に。内側から力が湧いて活力アップする「息吹の呼吸法」
元気がない時の身体や呼吸の特徴
元気が出ない時は、天気や環境など外的な要因もありますが、実は自分自身の姿勢や体の使い方、呼吸の状態によって気持ちが引きずられていることも多々あります。
例えば、猫背。肩が丸まり、肋骨が固まり、みぞおちが奥まって、うつむき気味。そんな時は呼吸も浅くなり、骨盤が後ろに倒れて動きにくくなり、腰が重たくなります。お腹の力も抜けてしまいますね。
腹の力が入る呼吸法で、活力アップ
合唱やカラオケをしたり、大きな声を出したりすると、顔色が良くなり、元気が出てきますね。それは、深い呼吸をして、お腹に力が入ってくるからです。
内側から血の巡りが良くなり、体温が上がり、心身が活性化します。呼吸法は、それと同じ働きがあります。その中でも特に、腹に力が入りやすく、元気が出る即効性を感じやすい呼吸法をご紹介します。
息吹の呼吸法
吹き矢をするように、ストローを口にくわえたような口を作り、一気に腹を凹ませる力を入れることで、急激に息を吐き出します。1~2秒間に1回、30回ほど繰り返してみましょう。血圧が高い方や、食直後は避けましょう。
お腹が内側からポカポカと温まり、力がみなぎってきます。腹の力は「丹田」と言って、精神的な充実や生命力にも直結すると言われています。
おわりに
いかがでしたか?蒸し暑い季節には、汗がかけない人も、呼吸法で内側から体を温めることで汗がかけるようになって、体温調整や水分調整ができるようになる方もいるようです。どうぞお試しください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子