

ヨガで「脚」を引き締めるには?3つの原因別・ヨガポーズ
デスクワークが多い方は、リンパ節やリンパの流れが滞ることからむくみがちですし、運動不足の方は、脚やお尻の筋肉が落ちて、脂肪がついたりたるんだりしがちです。姿勢が悪くなりがちな方は、О脚など足を閉じる力が弱くゆがみやすくなります。今回は、それらの原因で脚を引き締めたいという方のためのヨガをご紹介いたします。
デスクワークでむくみがち・・・仰向け一本足のポーズ
デスクワークでは、股関節と膝関節、足首も曲がりっぱなしで動きが少なく、足腰のリンパの流れが滞りがちです。足腰の筋肉を伸ばすポーズで、リンパを流し、むくみを解消してすっきり脚を目指しましょう。
【仰向け一本足のポーズ】
仰向けになり、フェイスタオルを右足にかけて右足を天井に伸ばします。呼吸を繰り返しながら、痛気持ちいい程度の伸び感になるように、両手でタオルを持つ強さを調整します。3~5呼吸ゆっくりと行ったら右足をおろし、反対側でも同様に行います。

運動不足でたるむ・・・橋のポーズ
運動不足になると、大股で歩いたり、階段を昇ったり、姿勢をまっすぐ整えておくための、身体の後ろ側にある筋肉:お尻やもも裏の筋肉が弱りやすくなります。
最初は少しきつく感じるかもしれませんが、お尻やももの裏側の筋肉を使う橋のポーズを行い、筋肉でリフトアップされたメリハリのある脚を目指しましょう。
【橋のポーズ】
仰向けで両膝を立て、かかとをお尻のそばまで引き寄せます。両手は体側に沿わせて床に手のひらをついておきます。
息を吸いながらお尻を高く上に持ち上げ、両手を下で組みます。肩や肘も後ろに寄せます。お尻やももの裏側の筋肉が使われている意識を持ちながら、ゆっくり深く3~5呼吸繰り返した後、吐きながらお尻を下ろします。
両膝を抱えて腰を伸ばすストレッチをして休みましょう。

姿勢が悪くゆがんでいる・・・横舟のポーズ
脚を組んだり、背もたれや壁に寄りかかったり、片足に重心をかけたり、片側で荷物を持ったりする癖がある方は、脚や骨盤をゆがみなく正しい位置にとどめておくための筋肉が弱く、ゆがみのクセがつきやすくなります。
ゆがんだ部分には、脂肪もつきやすくなります。横舟のポーズで重力を感じながら、脚を閉じて骨盤を引き締める筋肉をつけ、ゆがみを予防しましょう。
【横舟のポーズ】
横向きで寝転がり、骨盤は床と垂直に立てます。両足を閉じ、かかと同士をしっかりとつけます。息を吸いながら両足を持ち上げてキープし、ゆっくりと呼吸を3~5回繰り返します。
脚を閉じ、骨盤底を引き締める意識を持ってみましょう。息を吐きながら下ろし、反対側でも同様に行います。

おわりに
いかがでしたか?とてもシンプルですが、効果的なのがヨガのポーズの特徴です。やってみると、意外と筋肉やバランスがきついと感じるかもしれません。
慌てずに1セットからコツコツ続けると、徐々に楽にできるようになる変化を感じることができます。引き締まった脚の変化も同時に感じられるでしょう。
- 執筆者:
- 美宅 玲子