【整体師が伝授!】真冬の首こりを改善する3つの工夫
◆長時間のうつむき姿勢が首を痛める原因とは?
まず、背骨は、首から腰にかけてつながっている骨で、首と腰で前方向に曲がったS字の形になっています。これが背骨にとって負担が少ない姿勢なのです。
ところが、首を下に曲げてイスに腰をかけて座っていると、S字と逆方向に負荷がかかってしまいます。
そのことが原因で、背骨の骨と骨の間にあるクッションの役割がある椎間板がやぶれたり、椎間板の中のゼリー状の物質が飛び出して、脊髄神経を圧迫したり、刺激し、痛みやしびれが伴う可能性も出てくるのです。
このような首こりや首の痛みを予防するには、首の正しい方向である「首を後ろに反らす」動作を1時間に1度は行うことが大切です。
◆真冬に首こりがひどくなるのには、理由があります。
気温が低い冬は、血管が収縮し、筋肉が硬くなりやすいのです。また、血行が悪くなることで、身体に老廃物がたまりやすくなります。さらに、厚手のコートや首にマフラーを巻くなど、首や肩を動かしにくくなり、可動域が狭くなってしまうのです。
背中を丸めて、首をすくめてしまうのは、体内の熱が体外へ逃げるのを防ぐ身体の防御反応の一種でもあります。姿勢の悪さから血行不良になるという悪循環を生みだしかねないのです。
◆日常生活で首に負担をかけない3つの工夫。
1.パソコンを使う時は、画面が目線の高さになるようにしましょう。
首を曲げなくてもよい高さに画面の位置を調節することで、長時間のデスクワークでも疲れにくくなります。
2.靴をはく時は、長めの靴ベラを使いましょう。
靴ベラを使うことで、必要以上に、前かがみにならなくて済みます。靴ベラがない場合は、靴をはいた後に、首を後ろに反らせてください。首の歪みが整い、首への負担が軽くなります。
3.髪を10回とかして、頭皮の血流をよくしましょう。
髪をとかすことで、頭皮や、脳の血流を改善に導き、首の筋肉の弾力性が上がる効果が期待できます。これは、頭と首の筋肉がつながっているため首こりが改善しやすいのです。
◆着ぶくれを防ぐコツを
着やせのポイントは、黒やネイビーなどの寒色系のコートを着ることです。引き締まった印象になるのでオススメです。
また、ニット帽をかぶる、大きめのイヤリングをつけるなど、重心の高い位置に小物を持ってくるとスタイルがよく見えますよ。
春が待ち遠しい極寒の季節を、健康的に乗り切りましょうね♪
- 執筆者:
- 横内 稚乃