

ちょっとの“意識”で大きな結果に。美容の最強ツール「呼吸」の見直し!
ヘルシーでキレイな体を手に入れるためには、酸素が必要。
息を止める、大きく息を吸うなど、意識してコントロールすることも出来て、寝ている時や何かに集中している時にも止まらず、カラダが勝手に行ってくれているのが呼吸。そんな呼吸は、何をするにも必要な酸素を体に取り入れて、全身に届けてくれています。
どんなに健康に良い食事を徹底しても、どんなに肌に良いケアをしても、どんなにダイエットするためにたくさん運動をしても、しっかり呼吸をして全身に酸素が届いていなくては、なかなか結果に現れません。

ココロを整えて情報ジプシーから脱出!
そんな呼吸はココロを整える時にも有効です。近年は健康や美容に関する情報がたくさんあり、たくさんのことに取り組み過ぎてしまいます。そのストレス、ココロの緊張が原因で、かえって体重が増えてしまったり、肌のトラブルにつながったり、健康を損なってしまったりします。
そんな時は、あせって取り組まず、先ずはココロを整えることが大切です。ココロが緊張している時は、呼吸が浅くなっています。大きく深呼吸をしたり、常々深い呼吸を心がけたりして、ココロをリラックスすることが出来ます。

カラダにもココロにも優しい、呼吸の質を高めるちょっとした“意識”
「深い呼吸を心がけよう」としても、カラダが緊張して硬くなっていては、深い呼吸は出来ません。横隔膜という肋骨の下に張り付いている筋肉が、肺に酸素を取り入れることで、呼吸は生まれます。
ですので、肋骨周りのカラダの緊張を取り除いて、肋骨が自由に動ける環境を作ってあげることが大切です。横隔膜がしっかり働ける環境を整え、肺に酸素がしっかりと入ってくる様にします。
呼吸にともなう肋骨の動きを作る”意識“の紹介。
まずは今の自分の呼吸を観察しておいてください。リズムやテンポ、呼吸に伴ってカラダの動いている場所を確認しておきます。そして、胸周りのカラダの前面と後面、右側と左側など挟むように手を当てます。
次に、手と手の間に酸素を送り込むような“意識”を持って深い呼吸をしてみてください。呼吸に伴って、内側から膨らむ動きを感じます。前後、左右の動きの差を感じてみてください。カラダの緊張が強い場所は、あまり動きが生まれません。後ろの膨らみの方が少なかったり、右と左で差があったりします。

今度は前後差や左右差が生まれないように、前後左右まんべんなく酸素を届かせる“意識”を持って深い呼吸を行なってみてください。するとその“意識”に応えるように、後ろ側にも膨らみが生まれたり、左右が整って動くのを感じます。1カ所だけでなく、胸のいろいろな場所でやってみてください。
最後に
1番最初に観察した呼吸と比較をしてみてください。呼吸に伴って動いている場所が広くなったり、呼吸のテンポがゆっくりになったり、深く呼吸出来たりします。同じように呼吸をしても、先ほどより楽に呼吸でき、酸素がたくさん入ってくるのを感じられます。
呼吸の質が上がることで、普段取り組んでいる運動やケアの底上げになります。呼吸の質が下がってしまわないように、ふとした時、紹介した呼吸の“意識”に取り組んでみてください。
- 執筆者:
- 大久保 圭祐