ココロもカラダも“ホカホカ美人”になる「筋温UP」のコツ
体温調節機能
“万病の元”である冷え性を解消するために“筋肉”を活用してみましょう!私たちの身体の筋肉は、身体を動かす以外にも血液を心臓に戻すポンプのような働きや、骨に刺激を与えて骨を強くする働きなど、様々な働きがあります。
今回注目する働きは、「体温調節機能」です。寒いときにブルブルっと震えた経験はありますよね。まさにそれがあなたの体温調節機能です。筋肉を震えさせ血管の収縮を行うことで、熱エネルギーを作り出して体温を上げているのです。
身体を内側から温める
暖房や防寒着などで外側から身体の表面を温めるだけではなく、身体の内側からも温めて体温を一定に保つことが大切です。健康のためには身体の深部の温度が37度前後に保たれているのが良好です。
筋肉を動かして温かい血液の流れを促せば、手足の冷えの改善にもつながります。
上手に活用すると美肌ダイエットにも有効な筋肉の働き「体温調節機能」にフォーカスしてみましょう。
体温調節機能の質に影響する「筋肉量」と「基礎代謝」と「体温」の関係
筋温アップのコツを知るために、じっとしているだけで身体が消費するエネルギー「=基礎代謝」について考えましょう。
基礎代謝は、人間が1日に消費するエネルギー量の≒6~7割を占めることはよく知られています。ではその基礎代謝は具体的に何に使われているのでしょうか?
即答できましたか?実はその大半は体温の維持に使われています。基礎代謝が上がれば体温も上がるというわけです。
そして基礎代謝量は筋肉量と正比例の関係にあります。つまり筋肉量が増えると基礎代謝量も増えて、体温が上がるのです。(筋肉が身体のエネルギーを消費する過程で、身体のエネルギーが熱エネルギーに変換され熱を発するので身体が温かくなります)
簡単にまとめるとこんな感じです。
→「筋肉量を増やすと身体が内側から温まり、体温が上がります」
あなたの中にある“熱生産工場”
今回お伝えしたかったのは、なんとも嬉しい「熱生産工場」が、すでにあなたの身体の中に備わっていて、努力次第でその機能をパワーアップさせられるという事です。
「美しい姿勢を保ち、美しく歩く」事でも筋肉は刺激されます。颯爽と歩いていると身体が温かくなってくることで実感できますよね。美しく歩いているだけで、冷えを解消しながら、太りにくい体質にもなれるということです。
積極的に適度な運動を習慣化して筋肉を増やし、自ら熱を生み出せる身体を手に入れましょう。次回は、簡単で具体的な身体温め法を公開します。マハロ~
- 執筆者:
- OK和男