ムシムシ暑い季節は運動よりヨガ!むくみにくい体をつくる「水分代謝アップ」ポーズ3つ
湿度が高いと、体に水と熱がこもりやすい
湿度が高いと蒸し暑く感じるため、体は汗をかいて熱を冷まそうとしますが、空気中に水分が多いため、うまく汗が蒸発せずにべっとりして、体の熱や水分がこもってしまいます。体が重く感じ、むくみが出たり、そんな時にエアコンを浴びると冷えにもつながります。
蒸し暑い時期は、汗をかいてむくみにくい、水分代謝のいい体をつくることがポイントです。
ウォーキングやランニングよりヨガがむくみにくいわけ
汗をかける体づくりと言うと、運動を思い浮かべることでしょう。ウォーキングやランニングは、手軽にできて汗もかける人気の運動です。
一方でウォーキングやランニングは、体を立てておくという基本的な体勢を変えずに運動するので、手足の先や下半身がパンパンにむくんでしまう人もいます。
その点ヨガは、体をねじる、前屈、反らす、横に倒す、うつ伏せ、仰向け、逆さになるなど、様々な体勢を取って動きます。
激しく負担のかかる運動ではありませんが、体勢を変えることでむくみを予防することができるのです。同じ動きの繰り返しではなく、様々にポーズを変化させて楽しみます。
ねじりのポーズ
それでは、代表的なヨガの水分代謝アップポーズをご紹介致します。
長座かあぐらで座り、右膝を立てて左足の向こうにかけて座ります。左手で右膝を持ち、息をはきながら伸ばした背骨をねじります。
息を吸いながらもとに戻ります。反対側も同様に行います。
ねじるポーズの時に一番たくさんねじれる場所は、みぞおちの裏辺りで、みぞおちの裏にある腎臓の働きを整えます。
すきのポーズ
両手で腰を支えてポーズをキープして深呼吸を5回繰り返し、ゆっくりと背中を下ろして休みます。
すきのポーズでは、体勢が普段と逆転し、気血の循環を良くします。両手で支える腰の部分に腎臓があり、むくみや冷えの予防する働きを助けます。背骨を柔軟にし、自律神経のバランスを整え、各内臓の働きを正常にします。
体側伸ばし
息を吸いながら上体を元に起こします。
伸ばしている左の体側は、腎臓や腸の働きを整える経絡を刺激します。反対側も同様に行います。右側の体側伸ばしは、肝臓や胃の働きを整える経絡を刺激できます。
おわりに
いかがでしたか?様々な体勢を取って、気血の巡りが良くなり、血色が良くなったり、汗をかきやすくなったり、むくみ解消に役立ったりする変化を感じられたでしょうか。マイペースで取り入れてみて下さいね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子