ムシムシ季節にヨガをおすすめする理由 ムシムシ季節にヨガをおすすめする理由
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ムシムシ暑い季節は運動よりヨガ!むくみにくい体をつくる「水分代謝アップ」ポーズ3つ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2016年07月13日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。気温とともに湿度も高い季節になってきました。体がべたついたり、むくんだり、熱がこもったり、または冷房で冷えたりと、体にとってもストレスの強い季節です。今回は、ムシムシする季節を快適に乗り切るために、ヨガをおすすめする理由をお伝え致します。

湿度が高いと、体に水と熱がこもりやすい

湿度が高いと蒸し暑く感じるため、体は汗をかいて熱を冷まそうとしますが、空気中に水分が多いため、うまく汗が蒸発せずにべっとりして、体の熱や水分がこもってしまいます。体が重く感じ、むくみが出たり、そんな時にエアコンを浴びると冷えにもつながります。

蒸し暑い時期は、汗をかいてむくみにくい、水分代謝のいい体をつくることがポイントです。

暑いイメージ
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ウォーキングやランニングよりヨガがむくみにくいわけ

汗をかける体づくりと言うと、運動を思い浮かべることでしょう。ウォーキングやランニングは、手軽にできて汗もかける人気の運動です。

一方でウォーキングやランニングは、体を立てておくという基本的な体勢を変えずに運動するので、手足の先や下半身がパンパンにむくんでしまう人もいます。

その点ヨガは、体をねじる、前屈、反らす、横に倒す、うつ伏せ、仰向け、逆さになるなど、様々な体勢を取って動きます。

激しく負担のかかる運動ではありませんが、体勢を変えることでむくみを予防することができるのです。同じ動きの繰り返しではなく、様々にポーズを変化させて楽しみます。

ねじりのポーズ

それでは、代表的なヨガの水分代謝アップポーズをご紹介致します。

長座かあぐらで座り、右膝を立てて左足の向こうにかけて座ります。左手で右膝を持ち、息をはきながら伸ばした背骨をねじります。

ねじりのポーズ
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息を吸いながらもとに戻ります。反対側も同様に行います。

ねじるポーズの時に一番たくさんねじれる場所は、みぞおちの裏辺りで、みぞおちの裏にある腎臓の働きを整えます。

すきのポーズ

仰向けに寝転がり、両足を持ち上げます。両手で床やお尻を押して、足を頭の向こう側へ持っていきます。

すきのポーズ
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両手で腰を支えてポーズをキープして深呼吸を5回繰り返し、ゆっくりと背中を下ろして休みます。

すきのポーズでは、体勢が普段と逆転し、気血の循環を良くします。両手で支える腰の部分に腎臓があり、むくみや冷えの予防する働きを助けます。背骨を柔軟にし、自律神経のバランスを整え、各内臓の働きを正常にします。

体側伸ばし

あぐらなど、楽な姿勢で座ります。右手を床に置き、息を吸いながら左腕を上に伸ばし、吐きながら右へ上体を倒して深呼吸を5回繰り返します。

体側伸ばし
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息を吸いながら上体を元に起こします。

伸ばしている左の体側は、腎臓や腸の働きを整える経絡を刺激します。反対側も同様に行います。右側の体側伸ばしは、肝臓や胃の働きを整える経絡を刺激できます。

おわりに

いかがでしたか?様々な体勢を取って、気血の巡りが良くなり、血色が良くなったり、汗をかきやすくなったり、むくみ解消に役立ったりする変化を感じられたでしょうか。マイペースで取り入れてみて下さいね。

執筆者:
美宅 玲子