通勤・通学時間に簡単ピラティス!立ったままできる美姿勢ダイエット
ピラティスはシンプルで、続けやすい
「ピラティス」と言うと、カタカナ言葉で「何だか難しそう」と思われる方もいるでしょう。ピラティスとは、ドイツ人の創始者の名前で、リハビリ目的からアスリートの基礎体力づくりまで、経験や年齢を問わず、誰でも広く実践できるエクササイズです。
体幹を鍛えるので、姿勢が良くなり、疲れにくい代謝のいい体をつくることができます。エクササイズの動作はシンプルで覚えやすいので、続けやすいと言えるでしょう。
立ったままでもできる!
立った姿勢は、全身の面積の2%しかない足裏だけで全体重を支えますから、それだけ不安定な中でバランスを取ろうとして、筋肉を使います。
電車やエレベーターを待っている時間など、通勤(通学)時間の中で多くを占める、立つ姿勢。何気ないこの時間こそ、エクササイズのチャンスです。ピラティスの立ったエクササイズで、ダイエット習慣を身につけてしまいましょう。
くるぶしで「はさむ」立ち方
かかと同士を合わせ、つま先は自然に外を向けて立ちます。左右の内くるぶしでハンカチをはさんでいると思って、ハンカチをつぶすようにします。ふと気づいた時に、いつでも何回でも行えます。
※O脚が気になる人は特に、立った時に内くるぶし同士がつかないこともあるでしょう。体重が外側に逃げて、外ももやお尻が張り出す原因にもなります。くるぶしではさむことで、内ももや骨盤、下腹の筋肉を使えるようになるので、O脚予防や下半身のシェイプアップ、ヒップアップにも効果的です。
つま先立ち
足の親指と人差し指の間に体重をかけて、つま先立ちをします。気づいた時に、いつでも何回でも行えます。
※つま先立ちをするだけで、不安定な体勢で姿勢が崩れないようにキープするため、お腹周りの奥の筋肉が使われます。お腹周りの奥の筋肉は持久力があり太くならず、姿勢を整えてくれるので、ダイエットに最適です。もちろん、かかとを上げることでふくらはぎやアキレス腱周りがキュッと引き締まります。
お腹からウエストをねじる
足は自然な幅で置いて立ち、脚から骨盤が動かないようにします。ウエストから上をねじります。気づいた時に、いつでも何回でも行えます。
※立っている時は、後ろを振り返るなど、体をねじる場合に、足を動かしたり首だけで振り向いたりすることが多いもの。骨盤から下を土に埋めたつもりで、ウエストや胸をぐるりとねじってみると、普段さぼりがちなお腹の筋肉が刺激され、体の内側から温まります。
おわりに
いかがでしたか?動きはとてもシンプル。でもそれを「意識を持って」やることが、立派なエクササイズになるのです。
しかも、こうして体に集中して動くと、頭もすっきりしてリフレッシュになります。1回ずつからでもいいので、心身に刺激を与えてみませんか?
- 執筆者:
- 美宅 玲子