見えたらガッカリ、粉吹き身体は洗い方で変わる?!正しい身体の洗い方
ゴシゴシ洗いがいけない訳
私たちの身体はバリア機能で、外からの刺激から守られています。バリア機能を作っているのは、0.01~0.2㎜の角質層というものです。角質層が正常な状態だと乾燥も少なくなり、バリア機能もしっかりと働きます。0.01~0.2㎜とは、ラップやティッシュの厚さですが、それをゴシゴシしたら破けてしまうのと同じように、角質層もゴシゴシ洗いには弱いのです。
では、どのように洗うのが良いのでしょう?
基本の洗い方
今までゴシゴシ洗っていると、洗えていないのでは?と思う方が多いのですが、優しく洗わないと粉吹き肌からは卒業できないと言っても過言ではありません。さて、その洗い方とは?
1.泡をたてる
2.泡を転がすように洗う(泡に触れ、肌には触れません)
お顔を洗う時と同じような感覚で行うと良いでしょう!
部位により洗い方を変えよう
□手や足の裏、ひじやかかと
ここは、皮膚が比較的厚いところです。このような部位は手で泡を転がすより、タオルなどを用いて泡を転がすようにすると良いです。また、お風呂上りには化粧水を付け、その後クリームなどでマッサージをするとツルツルの状態が保てます。
□肘の内側、膝の裏、首(特に耳の下)
ここは、角質層が薄目な部位です。アトピーの方が特に痒くなるところです。もともと薄い角質層なので、とくかく優しく洗いたいです。基本の洗い方の通り、手で洗うのがベストです。汗や垢が溜まりやすい部位でもありますのですが、優しく洗うだけでも汚れは落ちます。
□背中・胸元
ここは皮脂腺が多く、ニキビができやすい部位です。だからと言って、強くゴシゴシ洗う必要はありません。やはり、泡を転がすようにタオルなどで洗います。お風呂上りに化粧水を用いるとニキビを防ぐことができます。
□手・すね
ここは皮脂腺が少ない部位です。また、汗もかきにくく毛穴が小さいことが特徴にあります。このような部位は、ゴワゴワすることがあります。洗い方は、手で泡を転がすように洗っていきます。その後、化粧水とクリームを使用することで、乾燥やゴワゴワ感、両方を改善することができます。
日本では、毎日湯船に浸かる、もしくは、シャワーを行っている方が多いと考えられます。汗をかかず、肌の露出を行わなかったとき(部位)は、石鹸を使用しなくても大丈夫な場合があります。実は、一日おきや二日おきに身体を洗うことを、アトピーで皮膚が弱い人たちの間では推奨されているんですよ。
洗い方を見直して、残りの冬の肌を守りましょう!
- 執筆者:
- 山田 みき