美肌ホルモンをアップさせる睡眠の仕方 美肌ホルモンをアップさせる睡眠の仕方
画像出典: fotolia

美肌ホルモンをアップさせる睡眠の仕方とは?

IFA国際アロマセラピスト認定校、ISAメディカルアロマセラピスト養成校の校長として、アロマセラピストの養成とともに、自身もアロマセラピストとして活動中。数年間かけて手がけた本当にお肌によいと感じるオ…
2016年04月24日
寝た気がしないと思うほど眠りが浅いのは、「レム睡眠」が多いことが原因の一つです。ぐっすり寝て、すっきりと目覚めることができると、毎日気持ちよく過ごせますし、ホルモンのバランスもとってもよくなります。若いころはすぐに寝付けたのに、年を重ねるにしたがって眠りが浅くなった、また、何度も目が覚めるようになったなんていうこともあります。今回は「眠りの質」についてお話していきますね。

レム睡眠とノンレム睡眠

「何日も寝ていない」なんてことは、本来ないはず。人間は数日寝ないと神経が壊れてしまうためです。しかし、寝た気がしない、寝ていた記憶がないということは、深い睡眠がとれていないということなんです。これはレム睡眠が多いことが原因です。

睡眠のイメージ
画像出典: fotolia

レム睡眠とは脳が起きていて、身体の休息だけがおきている状態をいいます。ほんの少しの音で目が覚めたり、夢をみたりというのはこの状態です。

もう一つの睡眠はノンレム睡眠です。脳もお休みしている状態で夢も見ない、熟睡状態のことですね。ホルモンの分泌が多いのはノンレム睡眠中なんです。

通常90分の間にレム睡眠とノンレム睡眠がありそれが一晩で4~5回繰り返されています。成人ですとレム睡眠は全体の4分の1くらいです。それが、ストレスなどが長く続いたりするとレム睡眠が多くなり、疲れもとれなくなってきます。

日内リズムとホルモン

私たちのからだは朝日を浴びて目が覚め、日が暮れるとともに体温も下がり休息モードになっていきます。これがないと日内リズムがくるってきて、自律神経のバランスを崩しがちです。それはいろいろなホルモンが影響してしまうからなのです。

甲状腺ホルモン、カテコルアミン、アセチルコリン、セロトニンなど聞いたことがあるかと思います。毎日決まった時間に起きて、決まった時間に寝る準備をすることはホルモンにとってもとても大事なことなのです。

日内リズムとホルモン
画像出典: fotolia

美肌ホルモンに関係するのは

美肌ホルモンに関係するのは、「成長ホルモン」です。よく言われているゴールデンタイム(10時から深夜2時)までの間にいい睡眠がとれていると、お肌にも栄養がいってくれますし、代謝があがります。この時間を有効に使うためには寝る前数時間のリラックスタイムが重要です。

アロマテラピーのススメ

嗅覚はダイレクトに大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)にいきますので、勝手に脳が緩み、リラックスへと導いてくれます。セロトニンの働きを助けてくれるものとしてラベンダー、クラリセージ、プチグレン、ネロリ、ベルガモット、スイートマジョラムなどがあります。深く深呼吸しながらリラックスタイムの取り入れてみてくださいね。

アロマテラピーのススメ
画像出典: fotolia

目を使わない

寝る前数時間は目を休ませてあげましょう。スマホやパソコンなどの青い光を発するものは、よくありません。特に女性は、骨盤の開閉とも連動していますので、生理中などは控えましょう。

身体をリラックスさせてのんびり過ごすことが、美肌への近道ですね。

執筆者:
佐藤 ユミ子