体型シェイプだけじゃない!ピラティスの集中力アップ効果とは?
イメージと実際の違い
ふとショーウィンドーに映った自分の姿を見たら、とても姿勢が悪かった、顔つきが悪かった、などという経験はないでしょうか。自分ではいい姿勢でにっこりしているつもりが、実際は違う。
ピラティスでも、イメージした動きと実際の動きが違うということがよくあります。それをイメージ通りに修正していくというのが、ピラティスの練習です。
それが、脳と神経と筋肉をつなぎ、正確に動きを再現する力をつけてくれます。正しくできるようになるまでは、何度でも身体に集中して取り組むので、集中力がつきます。
座骨を寄せる
それでは、実際にピラティスの身体の意識と動きの練習をしてみましょう。
固い椅子に座った時に、ゴリゴリとした左右のお尻の骨が当たるのが分かるでしょう。これらを座骨と言います。座骨同士を互いに寄せてみましょう。
最初はとても難しく、できているのかどうかも判断がつきづらいものですが、ある時からピンと来るようになります。骨盤の引き締めになります。
肩甲骨を下げる
肩の後側についている肩甲骨。これが背中に沿ってするりとお尻の方へ下がり、お尻のポケットにしまうイメージで動かします。
これも、肩と言えば上げる動きしかイメージがしづらいこともあって、最初は難しいですが、肩甲骨の下に重りがついていると思って、スルスルと下げようとしているうちに、徐々にピンと来るようになります。
おわりに
いかがでしたか?普段意識して動かさない場所を意識し、普段使わない筋肉を使うのがピラティスの特徴でもあります。
普段の動きと違う、初めての動きを覚えるには、道のない場所に指令が通るための道を作るのに、少し時間がかかりますが、自分の身体が思ったように動いた時は爽快です。コツコツと実践してみて下さいね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子