代謝UP!脂肪燃焼しやすくするエクササイズ 代謝UP!脂肪燃焼しやすくするエクササイズ
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代謝UP!脂肪燃焼しやすくするエクササイズ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2015年10月19日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。今日は、代謝をげて脂肪を燃焼させやすい体質を作るためのエクササイズをご紹介していきます!

寒いこの時期に代謝を上げよう

寒くなってきて、冷え症の方には辛い季節もすぐそこです。また寒い季節は食欲も増すように思われますが、食欲の半分は寒さと水分不足からくるものと言われています。つまり、冷え症の方はその分、体を温めようと食欲が増す可能性があります。

温かいお茶などで水分を補い、また普段から代謝を高め体温を上げておくことが、食べ過ぎを抑え、食欲を抑えることにもつながると言えます。代謝を上げ、脂肪を燃焼させやすい体質を作り、寒い季節こそ快適にシェイプアップして乗り切りましょう。

代謝を上げて燃焼体質を作るエクササイズ

それでは、代謝を上げて燃焼体質を作るエクササイズをご紹介していきます。

【足首回し】

エクササイズのイメージ
画像出典: 美LAB.

1.座って足首を根元からゆっくりと大きく丁寧に回します。
2.これを内回し、外回し共に行います。回数は100回でも200回でも行って構いません。

足首の前側の、曲げるとしわが寄る部分には、むくみを解消し免疫を上げるツボがあります。足首を回すと足首やふくらはぎの引き締めになるだけでなく、代謝・体温を上げ風邪の予防にもつながります

【首のストレッチ】

エクササイズのイメージ
画像出典: 美LAB.

1.頭を右に倒し、右手で頭を軽く引っ張ります。
2.左手を左耳から遠ざけるようなイメージで左腕を斜め下に伸ばして、左首のストレッチをします。
3.じんわりと温まり、ツッパリ感が和らいだらもとに戻し、反対側も同様に行います。
4.これらを左右1回ずつ行います。

頭を斜め前・腕を斜め後ろに遠ざけると首の後ろ寄りが、頭を斜め後ろ・腕を斜め前に遠ざけると首の前寄りが伸びるので、おすすめです。痛いのを無理に頭を引っ張って倒さず、気持ちのいい強さで行いましょう。

【肩甲骨を動かす肘回し】

エクササイズのイメージ
画像出典: 美LAB.

両手先で肩を触り、両肘をできるだけ大きくゆっくりと丁寧に前から後ろへ回します。体がポカポカと温まるまで、何度でも行って結構です。両肘同士が前でつくくらい、両肘が頭より高く上がるくらい、を目安に大きく回しましょう。

【体側伸ばし】

エクササイズのイメージ
画像出典: 美LAB.

1.座ってお尻をしっかりと床や座面につき、右手を持ち上げて左手を床に下ろします。
2.息を吐きながら体を左に倒し、右体側を気持ちよく伸ばし、呼吸を続けます。
3.じんわりと温まり、ツッパリ感が和らいだら息を吸いながら元に戻り、反対側も同様に行います。

これらを左右2回ずつ行います。2回目は痛みも和らぎ、さらに気持ちよく行えるはずです。首・肩甲骨・肋骨の周りには褐色脂肪細胞という、脂肪を燃焼させるスイッチとなる細胞があり、刺激を与えることで代謝を上げて体を温める効果が期待できます。

脂肪を燃やしてシェイプアップ

ここまでで、私たちの体はいわば『止まった車がエンジンをふかした状態』に変わりました。もちろん上記のエクササイズをするだけでも燃焼はしますし体は温まりますが、その状態でウォーキングやヨガ、サイクリングのように深くリズミカルな呼吸を繰り返しながら長く続けられる運動をすると、脂肪がぐんぐん燃えていきます。かけたエンジンを利用して車を走らせるからこそ、燃料がしっかり燃えてくれるようなものです。

この『深くリズミカルな呼吸を繰り返しながら長く続けられる運動』というのがエンジンをかけた後の運動を選ぶポイントです。これらの運動は、体内に酸素を効率よく取り入れて、脂肪をエネルギーに変えてくれます。脂肪を燃やすには酸素が必要です。

また消費カロリーも、体内に取り込んだ酸素の量に比例します。ですから、代謝を上げるエクササイズを行ってから、『有酸素運動』と言われるこれらの呼吸を促す運動をすると、とても効果的です。

おわりに

いかがでしたか?誘惑の多い秋冬の季節ではありますが、ちょっとした心地のいい代謝アップエクササイズを、通勤や家事の前にプラスするだけでも、また普段の通勤や家事をしながら、深い呼吸を意識する積み重ねによっても、体が温まり、脂肪を燃焼しやすい快適な生活を送れる可能性があるのです。その可能性を、自分で掘り起こしてみませんか?あなたの生活に組み入れ役立てば幸いです。

執筆者:
美宅 玲子