しなやかな体をつくる!効果がいっぱいのお得なストレッチポーズ  しなやかな体をつくる!効果がいっぱいのお得なストレッチポーズ 
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しなやかな身体をつくる!効果がいっぱいのお得なストレッチポーズ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2016年06月21日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。ストレッチと言うと、どんなイメージをお持ちですか?伸びて気持ちがいいでしょうか。それとも、痛くて辛いイメージでしょうか。ストレッチにも様々なポーズがあり、1つのポーズで1つの筋肉を伸ばすわけではありません。複数の筋肉が伸びていき、ポーズによっては全身を伸ばしてしなやかにするストレッチもあります。たとえ体が硬くてストレッチが苦手であっても、1ポーズで主要な筋肉を伸ばすことができれば、手軽ですね。今回はそういった一石二鳥・三鳥のストレッチポーズをご紹介致します。

内もも~体側伸ばし

学校の体育の授業で行っていたような『伸脚』の体勢を取ります。両つま先を外に向け、右膝をつま先と同じ方向へ曲げ、左脚は伸ばして重心を落とします。右のお尻を右斜め後ろへと突き出すようにすると、左の内ももがさらによく伸びます。余裕があれば、右手を上げて左方向へ持っていき、右体側も同時に伸ばすようにします。

内もも~体側伸ばしのイメージ
画像出典: 美LAB.

右かかとが浮いても構いませんが、右膝が内側を向かないようにします。左内もも・もも裏~右尻~右背中・体側~右わき・二の腕と、対角上に全身が伸びるストレッチです。反対側も同様に行います。

もも~わき腹伸ばし

四つんばいになります。右足を両手の間に置き、膝を立てます。左膝をできる範囲で後ろに置き、股関節を前後に大きく伸ばします。右手を右膝に、左手を床へと置きます。体重を左手にかけ、左腰を落とすようにして、右側から後ろを振り返ります。

もも~わき腹伸ばしのイメージ
画像出典: 美LAB.

余裕があれば写真のように、後ろ足を持ってもいいでしょう。左体側~左そけい部~左もも、お腹や股関節の奥の筋肉まで伸ばすことができます。ねじりも加わる大きなストレッチです。深呼吸を5回繰返し、元に戻って反対側も同様に行います。

股関節伸ばし&バランスポーズ

立って、右足首を左ももに乗せて、中腰になります。乗せている右足の膝を、右手で押し下げるようにして、股関節を広げるストレッチをします。

股関節伸ばし&バランスポーズのイメージ
画像出典: 美LAB.

背筋を伸ばしたまま中腰になって、すねに胸が近づくほど、乗せている右のお尻がよく伸びます。片足で立っているので、ストレッチだけでなく、バランス良く立つために必要な筋肉のトレーニングにもなります。ぐらつきそうであれば、壁に近づいて片手で壁を触り、姿勢を保つようにします。

おわりに

いかがでしたか?伸ばしたりねじったりバランスを取ったりして、普段は縮こまって硬くなっている所がじんわりと温かくなったのではないでしょうか。無理をせず少しずつ続けると、さらに快適にポーズが取れるようになります。全身のつながりを感じながら、のびのびと行ってみて下さい。

執筆者:
美宅 玲子