手・腕・肩の疲れをリセットする「脱力エクササイズ&マッサージ」
日常生活では「脱力」できていない!?
何気なく立っている時、座っている時。特に何も持っていなくても、腕をぶら下げた時に肘が曲がっていたり、指が曲がっていたりしませんか?
力を抜いているつもりでも、筋肉の緊張が取れていないことは、よくあります。筋肉の緊張を取り、脱力をすれば、コリがたまるのを防ぎ、老廃物も流しやすくなります。
それでは無意識に力が入ってしまった筋肉を脱力させるには、どうしたらいいでしょうか。
手の脱力
右手を脱力させる方法です。右手首を左手で持ち、右手の力は抜いて、左手の力で上下にぶらぶら振ります。右手の向きを変えて、また上下にぶらぶら振ります。もちろん反対側でも同様に行います。
スマホを操作したり、物を握ったりする時に使われて硬くなっていた手の筋肉がゆるんで、指が伸びやすく開きやすくなります。
肩の脱力
これも非常にシンプルです。
息を吸いながら両肩に力を入れて高く持ち上げます。持ち上げきったところで少し息を止めます。息が苦しくなるところで、一気に吐きながら肩をストンと下ろします。何度か繰り返します。
力を一度入れることで、より脱力がしやすくなるのです。副交感神経の働きも高まり、精神的にもリラックスできます。
腕の脱力
腕を下にして、うつ伏せになります。腕を下に挟み込む角度は、様々に変えるといいでしょう。しばらくそのまま深呼吸を続けます。肩・腕・背中周りが伸び、ほぐれてきます。
その後、起き上がると、腕の力が抜け、血が腕に行きわたって巡りが良くなる感覚が得られるでしょう。
腕のマッサージ
最後に、手先をよく使う方に腕のマッサージを紹介します。手先を動かす時に使う筋肉は、手だけでなく、実は腕につながっています。
肘を曲げて手のひらを上にして腕を床に置き、膝を腕に乗せてマッサージをします。肘を曲げて手のひらを下にして腕を床に置き、反対側の肘を腕に乗せてマッサージをします。
普段なかなかマッサージできる場所ではないので、痛気持ちいい方が多いでしょう。手腕の疲れが取れます。
おわりに
いかがでしたか?ほんの少しのことでも、かなりすっきりするのではないでしょうか。疲れがたまった時、溜まる前の予防として、ぜひお役立てください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子