

立ったまま靴下履ける?体幹を鍛え、しなやかな体を作るエクササイズ
立って履くか座って履くかの大きな違い

ブーツや靴下を立って履く時には、多くの筋肉を使います。まず、片足で立つので支える脚やお尻の筋肉を使います。片足を持ち上げるのに、腹筋やももの筋肉、骨盤の中のインナーマッスルを使います。かがむ姿勢で脚を動かすため、股関節や背中の柔軟性も必要です。
一方座って履くと、支えて立つ足腰の力は使いませんし、足を持ち上げずに履いたり体を寄りかかった姿勢で履いたりすれば、腹筋などもあまり使わずにいることができます。
それを毎日続けると、一回一回は小さな違いでも、積み重なれば大きな違いが出ます。柔軟性や筋力、バランス感覚が変わってきて、日常生活で腹筋をゆるめて座ったり、寄りかかって立ったり、階段を使うのが億劫になったり、手すりを使わずにいられなかったり、精神的にも諦めがちになったりします。
ヨガのポーズと同じ効果
片足で安定して立ってブーツや靴下を履くと、ヨガのポーズをひとつしたのと同じ効果があります。一本足のポーズや、わしのポーズなどが似たポーズです。
一本足のポーズは、片足で立って片足を前に持ち上げ片手で持つポーズです。3~5呼吸分キープします。

わしのポーズは、腕同士、脚同士を掛け合わせて中腰で片足立ちをするポーズです。3~5呼吸分キープします。足腰を引き締め、脳と体を刺激し強化します。

おわりに
いかがでしたか?日常の何気ない動作ですが、ヨガをしているつもりで股関節を柔軟にしたり、筋力や精神力をつけたり、しなやかな体を作るのにお役立てください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子