顔や頭をさするだけ♡ストレス軽減・筋膜リリース
顔や頭はこわばりやすい
満員電車に乗る、渋滞にはまる、無機質な街やオフィスを歩く、仕事に追われる…忙しいだけでも、体は緊張しますし頭や顔もこわばります。
加えて笑顔を作る、気を使う、ということも頭や顔に必要以上の緊張を強いられます。
逆に、表情筋を全く使わない真顔、真剣な顔も、筋肉は固まっていきます。
表情筋が一番リラックスするのは、仏像のような静かに微笑んでいる表情だと言われています。
休憩時間や、仕事が終わってホッと一息の時間も、私たちはスマホを見るなど、画面に集中することが多いので、目や頭は酷使しています。そのため、頭皮を触ると硬かったり、顔をマッサージすると痛かったりすることがあります。
さらに、ストレスを感じるだけ、何か心配事や不安な考え事をするだけでも、頭や顔の筋肉はこわばります。心の状態も体の緊張に表れるのですね。それだけ、私たちの普段の生活は、顔や頭を固くしやすいのです。
こわばり具合を感じてみよう
上記のような頭や顔の緊張は、普段無意識になっているもので、あまり感じ取ったことはないかもしれません。
今、この記事を読んでいるあなたの眉間にしわは寄っていませんか?口元は歯を食いしばっていませんか?肩や顔に力が入っていませんか?また、顔に手を当ててみて、感じ取ってみましょう。
手を顔に当てると、まず皮膚が感じ取れます。さらに、皮膚の奥にある筋肉の状態・こわばっているかどうかが感じられます。
しばらく手を当てていると、手の温かみが皮膚の奥に伝わると同時に、筋肉のこわばりがゆるんでいく変化を感じられるのではないでしょうか。
やさしく触る、さするだけでも巡りは良くなる
顔や頭をやさしく触る、さするだけでもこわばりが取れ、巡りが良くなるのは、やさしく触ったりさすったりすることで、硬くこわばった筋肉に陰圧をかけることができるからです。
通常のマッサージは筋肉を押して圧をかけますが、それは硬い筋肉を瞬間的にはさらに圧縮していることになります。硬くこわばった筋肉は、血流が悪くなっていますから、血管を拡張して巡りをよくし、老廃物を回収させやすくすることが必要です。
圧縮して一時的に血流を制限したり、毛細血管から血液をしみださせたりする反動で、血流を良くするという方法で、もちろん効果もあります。
一方やさしく触る、さすると逆に筋肉はゆるみ血管が拡張しようとするのを促します。頭に手を当てて、しばらくじんわりと頭の奥の緊張の様子などを観察してみましょう。
おでこに手を当てて、奥の筋肉がゆるんでくるのを感じてみましょう。
人差し指と中指で耳をはさみ、あごを包み込むようにして、耳からアゴにかけて温めてみましょう。頬も手のひらで触ったりさすったりしてみましょう。
おわりに
いかがでしたか?癒し効果を感じたのではないでしょうか。触ると、私たちは触られている部分を意識します。頭や目を使って画面に集中していたところから、触られている部分へと意識がうつるのでそれだけでも筋肉のこわばりや緊張が抜けていくでしょう。
ぜひ、お試しください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子