覚える動きは2つだけ!有酸素運動の前に行っておきたい、脚の動きが軽くなる「股関節ストレッチ」 覚える動きは2つだけ!有酸素運動の前に行っておきたい、脚の動きが軽くなる「股関節ストレッチ」
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すぐに効果実感☆脚の動きが軽くなる「股関節ストレッチ」

パーソナルボディメイクSYNAPSE代表。健康運動指導士。元陸上自衛隊非常勤体育講師。 現在は東急スポーツオアシス、エニタイムフィットネスなどを中心に東京都内で出張パーソナルトレーニング指導を展…
2018年09月30日
パーソナルトレーナーの町田晋一です!前回は脂肪燃焼効果を高めるために知っておきたい、有酸素運動の基本的原則についてお伝えしました。今回は有酸素運動、特にウォーキング前に行っておきたい股関節ストレッチをご紹介します。

覚える動きはたった2つだけ!

股関節ストレッチを行うにあたり覚えておきたい動きはたった2つだけです!

それは、股関節を曲げて開いた状態から閉じるように内側へ回す動き(写真赤の矢印)と、股関節を曲げて閉じた状態から開くように外側へ回す動き(写真青の矢印)の2つです。

この2つの動きを覚えるだけで股関節の可動域が広がり、有酸素運動をより効果のあるものにすることができます!

注意しておきたいのは、股関節を曲げたまま開いて閉じる、あるいは開く動作を繰り返すのではなく、股関節を伸ばした状態(脚を真っ直ぐに伸ばした状態)で終わるようにすることです。そうすることで、股関節の曲げる、伸ばす、閉じる、開く、内外に回旋させるといった全ての動きが行われることになります。

股関節ストレッチ
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股関節の動きを滑らかにする「股関節回し」

今回ご紹介する股関節ストレッチは、先程覚えた2つの動きを立位、仰向け、横向き、四つん這いの4つの体勢で行っていきます。

下の写真のように、4つの体勢から内側へ回す動きと外側へ回す動きを、それぞれ5回ずつ繰り返してみましょう。

ポイントは2つ。骨盤を動かさないようにすることと、少しずつゆっくりと大きく動かすようにように心がけることです。すると、ストレッチ後に股関節の動きが滑らかになっていることが実感できると思います。

立位の姿勢で股関節を動かす際は、壁や柱などにつかまりながら行っても構いません。

股関節ストレッチ
画像出典: 美LAB.

マシンの上で歩くのと外で歩くのとではどちらが効果的??

股関節へのストレッチを行ったら、歩いてみましょう。脚が軽くなっていることを実感できるハズです!

ウォーキングも、トレッドミルというマシンの上で行ったり外で景色を楽しみながら行ったり、あるいは水中で行ったりと様々な方法がありますが、「これが一番効果的!」というのはありません。前回お伝えした有酸素運動の条件を踏まえた上で、ご自身に合った方法でウォーキングに取り組んでみてください!

執筆者:
町田 晋一