「お腹もみ」でスッキリ!緊張・ストレス・お腹ポッコリ解消 「お腹もみ」でスッキリ!緊張・ストレス・お腹ポッコリ解消
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「お腹もみ」でスッキリ!緊張・ストレス・お腹ポッコリ解消セルフケア

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2018年08月30日
便秘や下痢、お腹にガスがたまるなど、お腹・胃腸に関する不調を感じることはありますか?実はそこまで至る前に、既にお腹はサインを発しています。疲れやストレスがかかってくると、お腹は血流が悪くなり冷えて硬くなると言われます。今回は、そのサインに気づき、セルフケアで予防する方法をお伝えいたします。

不安や緊張を抱えやすい人のお腹

ストレスが高じると胃潰瘍になったり、逆流性食道炎になったりすることは、聞いたことがあると思います。普段から不安や緊張を抱えやすい人は、お腹にガスがたまったり、胃が痛くなったりする傾向があるのだそう。思い当たる節はありますか?

ガスがたまったり胃が痛くなったりする前段階でも、不安や緊張はお腹に表れていて、みぞおちやお腹に触ると、硬く冷たくなっていることがほとんどです。みぞおちを押して、痛くありませんか?お腹やわき腹、下腹などを押して、苦しくありませんか?

お腹
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「お腹もみ」の方法

それでは、日常的に行える「お腹もみ」を行ってみましょう。腸は第2の脳と言われ、腸の調子を整えることは、脳の調子を整えると言われています。脳で作られるほとんどのホルモンは腸でも作られ、腸は神経細胞が多くあるため、腸を本来の調子に戻していくことが、体全体の調子や心の安定にも関係してくるでしょう。

【お腹もみ】
仰向けになり、両膝を立てます。両手の平をみぞおちに当てて、ゆっくりと呼吸を繰り返します。みぞおちに手のひらの温かみが伝わってくるのが感じられるまで、呼吸を続けます。おへそ周りも同様に行います。呼吸が深くなり、呼吸でお腹が動き始めるのが分かります。

次に、左右の肋骨の下から腰骨の上にかけて、おへそのあるお腹の中心線から指4本幅外側を、上から下へとゆっくり手指で押していきます。息を吐きながら押して、吸いながらゆるめるようにします。最初は硬さを感じるでしょうが、繰り返すうちに、押しやすくなってきます。

最後に、ウエストの部分を左右から手指で押し込みます。これも、息を吐きながら押して、吸いながらゆるめることを繰り返し、お腹が柔らかくなってくるまで続けます。

お腹,マッサージ
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どうしても仰向けになる場所と時間が取れない場合は座っていてもできますが、お腹に力が入りやすいので、効果はやや薄れます。

お腹,マッサージ
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ボールでマッサージをする方法

次に、手ではなくボールを使う方法をご紹介します。

うつ伏せになり、柔らかいエクササイズボールもしくはテニスボールなど、ご自身の好きな硬さと大きさのボールを選んでお腹の下に置きます。ゆっくりと体を動かして、お腹の下でボールをコロコロさせます。気持ちのいい場所で構いません。

大きくてやわらかいボールはリラックスを促し、小さくて硬いボールは腸のマッサージ効果が高くなります。両方併用してもいいでしょう。(※写真はももにボールが当たっています)

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お腹の調子を整える、ねじりのポーズ

最後に、緊張やストレスからくる胃腸の不調を整える、ねじりのポーズをご紹介します。イライラしたりする方にもおすすめです。

あぐらでも、椅子の上でも構いません。骨盤から背骨を垂直に立てて座ります。息を吸って、吐きながら右に振り替えるようにして、背骨を下から順にねじり上げるようにイメージします。両手はねじった姿勢を維持しやすい場所に置き、深呼吸を3~5回繰り返します。

胃腸が動いてマッサージされる感覚を味わった後、息を吸いながら元に戻り、反対側でも同様に行います。

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おわりに

いかがでしたか?意外と直接触ったり刺激したりすることの少ないお腹ですが、だからこそ、自分の身体の変化に気づくきっかけになると幸いです。

もっとも手軽に体調を感じ、整えることができるポイントがお腹なので、ご自身のお腹を大切に、ほぐしてあげてくださいね。

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執筆者:
美宅 玲子