

首こりや肩こりを感じたら!マッサージの前に○○○を動かしてみて
まずはどのくらい動くのか、意識をしてやってみよう!
「○○○を動かすこと!」とは、肋骨を動かすこと!です。肋骨は肺を取り囲む鳥かごのようで、呼吸をするたびに動きます。ただ、この呼吸が浅くなっているケースは多々あるようです。そうすると肋骨の動きが小さくなり、その代償として肩が上がったり首が緊張したりするのです。
おそらく意識的に呼吸をすることは頻繁にないかと思いますので、ここでどのくらい呼吸によって肋骨が動くのかをチェックしてみましょう。
《やり方》
【1】両手で肋骨(アンダーバストの辺り)を抱えます
【2】一度息を吐き、鼻からゆっくりと息を吸います
【3】吸いきったら鼻からゆっくりと息を吐きます
息を吸った時、手で抱えている肋骨が大きく広がりましたか?横にグーンと広がることが理想的です。また、背中にも広がりが感じられるとさらに良いでしょう。
ここで気をつけたいのが動きの順番です。肋骨の動きが出にくくなっている場合は、首に力が入ったり肩が先に上がっていったりします。


急いで吸おうとはせず、ストローで水を優しく吸うようにゆっくりおこなってみてください。もし、肋骨を抱えるだけで肩が緊張しやすい場合は、両腕で肋骨を抱え込むようにするとやりやすくなります。状況に合わせて選んでみてください。

呼吸が浅くなっていませんか?
肋骨の動きはいかがでしたか?やってみると意外と動きにくさを感じたかもしれません。じっくりと繰り返し行うことで、少しずつ動かすコツがつかめてきます。
それでもなかなかうまく動かない・・・というときは、息が吐きにくくなっていることが考えられます。
例えば、呼吸の入るスペースが100だとします。息を吐くのが50であれば、半分のスペースしかありません。そうなると吸う息も半分になりますので、吐ききる前に、急いで吸わないと間に合わなくなります。このような浅い呼吸が続くと肋骨の動きが十分ではなくなり、動きが硬くなりますので深い呼吸を意識することをおすすめします。

呼吸の仕方は、通常は鼻から吸って鼻から吐きます。もしうまく吐くことができない場合は、口から吐くようにすると強く長く吐くことができるので、口から吐きましょう。ただ、吸うときに口から吸うと、空気中のホコリなどが乾燥した状態で身体に入ってきます。そうすると免疫力が下がり、風邪を引きやすくなることもありますので、吸う息は鼻からが大事なポイントです。
まとめ
・首こり肩こりを感じたら肋骨の動きをチェック!
・動きにくい場合は呼吸を深くする練習をしよう!
体の凝りを感じたらマッサージという選択肢だけではなく、動きにくくなっている部分を動かしたり伸ばしたりすることも必要です。そうしてセルフケアをする習慣がつけば、快適な状態が持続していくでしょう。
- 執筆者:
- 金子 由美