肩こりにお悩みの方、必見!肩こりを改善・解消に導く肩のエクササイズとは? 肩こりにお悩みの方、必見!肩こりを改善・解消に導く肩のエクササイズとは?
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肩こりを改善・解消に導く肩のエクササイズとは?

「幼少時代からスポーツに接し、サッカー・フットサル・水泳・野球をプレー。中学・高校では本格的に野球をプレーし、高校卒業後、専門学校に進学。解剖学・生理学・トレーニング理論などを学ぶ。パーソナルトレーナ…
2018年08月21日
皆さんは、こんにちは!姿勢・スタイル改善専門トレーナー北村智哉です。日頃から肩こりにお悩みの方は、いつもどのような方法で改善・解消しようとしていますか?今日は、肩こり改善に導く、肩のエクササイズをご紹介しますね!

なで肩の方には、肩のエクササイズがおすすめです!

この記事を読まれている方の中で、今、私が言ったことに疑問を感じた方もいると思います。
「肩こりを改善・解消していくのに、なぜ肩のエクササイズをしていくのか?」肩こりの状態で、肩のエクササイズを行うと、より肩こりが強くなってしまうようなイメージがあるかと思います。確かにそのようなイメージを持つ方は多いと私も感じます。

しかし、肩こりの方の中には、肩のエクササイズを行うことで、改善・解消する方もいらしゃるのです。では、そのような方はどのような方なのでしょうか?

それは・・・なで肩の方です!なぜ、なで肩は肩のエクササイズを行うことで、改善・解消していくのでしょうか?それには、まずなで肩になってしまうメカニズムを簡単にお伝えしていきますね。

なで肩,肩,エクササイズ
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なで肩になってしまう原因とは?

まずは、こちらの骨格図をご覧ください。こちらは、背中側からみた骨格図で、真ん中にあるのが脊柱(背骨)です。その両脇にあるのが肩甲骨です。

肩甲骨は、どこかの骨に付着しているわけでなく、宙に浮いており、その位置を安定させるために脊柱や腕から肩甲骨に向かって付着している筋肉が、それぞれの力を出しているのです。つまり、肩甲骨の位置を変えるには、それぞれの筋肉の力加減をすることで、できるのです。

肩こり
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例えば、肩甲骨を上にあげる場合は、肩や首などから肩甲骨に向かって付着している筋肉が縮むと上へ挙がります。また肩甲骨を脊柱に向かって近づけようとする場合、脊柱から肩甲骨に向かって付着している筋肉が縮むことで近づきます。

なで肩の場合は?
では、なで肩の場合は、どのような状態になっているのでしょうか?簡単に言ってしまうと、このような状態の場合、肩甲骨が下に下がっている傾向が強く見受けられます。つまり、肩甲骨を下へと引き下げている筋肉が硬く縮んでいる可能性があるのです。

なで肩の状態が長くなってしまうと、常に肩周りの筋肉が引き伸ばされているストレスがかかってしまい、それが結果的に肩こりに繋がってしまうのです。

では、肩甲骨を下へと引き下げている筋肉をストレッチしたり、セルフマッサージを行い、リッラクスさせればいいのでは?と思いますよね?しかし、それだけでは、ダメなのです!先ほどお伝えした通り、肩甲骨は脊柱や腕から肩甲骨に向かって付着している筋肉が力を出していることで肩甲骨の位置を安定させているのです。

肩甲骨を下へと引き下げている筋肉をリラックスさせても、上へと引き上げる筋肉が下へと引き下げられないように耐える力を出さなければ、また肩甲骨を下へ引き下げてしまい、なで肩になってしまう可能性があるのです。

そのような状態を変えていくためにも、肩のエクササイズが必要になってくるのです。

肩甲骨,エクササイズ
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肩のエクササイズの方法

では、どのような肩のエクササイズがいいのでしょうか?私がオススメするのは・・・「肩のすくませエクササイズ」です。
このエクササイズは、肩甲骨を上に引き上げる筋肉に刺激を入れていくことが出来ます。椅子に座りながらでも行えますので、とてもお手軽です。

やり方は、以下の通りです。

【肩のすくませエクササイズのやり方】
1:椅子に座った状態 or 立った姿勢を作ります。

2:肩を真上に向かって引き上げる(耳たぶに近づける)ようにすくませます。

3:これを1セット15回とし、2セット行うようにしてください。

以上です。これだけなんですが、かなり肩に力が入りやすくなり、肩甲骨の位置も安定しやすくなります。また同時に背中周りのストレッチも同時に行ってもらうと、より効果を実感できるかと思います。

肩
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まとめ

いかがでしたでしょうか?肩こりに肩のエクササイズなんて・・・と思ってい方もいらっしゃるかと思います。確かに肩のエクササイズを行ってしまうことで、肩こりが悪化する可能性もあります。しかし、なで肩のような姿勢の方の場合は、肩のエクササイズを行うことで改善・解消する可能性もあります。

しっかり自分自身の肩こりに原因やそれに対しての対処法を知ることで、改善・解消に前進していきますので、まずは自分の肩こりタイプを知ることから始めてみては、いかがでしょうか?

執筆者:
北村 智哉