「これ食べちゃダメだよね…」食べることを楽しめなくなっていませんか?
こんなことありませんか?
今まで意識していなかったのに、自分のために食のことを色々勉強しているうちに「これはよくないのに」「これを食べなきゃいけないのに」と神経質になってしまう時ってありませんか?
例えば外食に行って、冷たいお水が出てきた時、居酒屋の料理が脂っこい物でいっぱいの時、誰かが作ってくれたごはんがお肉料理でいっぱいの時など。
自分で作ると自分好みに調整できますが、外食や誰かが作ってくれたものって調整ができないので悩んじゃいますよね。でもせっかく作ってくれたものだし、外に食べに来てるんだし・・、でもこれは体に負担になるからあまり食べたくない・・・あぁ、どうしよう・・・。こうなってくるとお食事が楽しくなくなってきますよね。
そんな時どうしたら良いでしょう。今回は2つの対処法をお話します。
1.その空間で自分の体が喜ぶことは何かないかを考える
例えばお水が出てきた時に「冷たい物は飲みたくないな」って時はお店の雰囲気をみてお願いできそうなら「お湯をもらえますか?」って聞いてみたり、難しいなら無理に飲まない、なんて選択もできますよね。
また外食なら、相手が脂っこい物が多いなら自分は野菜を使った料理を頼む、無理に食べないで相手に分けるということもできます。
「これは食べないほうがいいよな」って落ち込むのでなく今の自分に合わないと思ったら自分が喜ぶようにするにはどうしたらいいか、考えてみませんか?
2.「今日は何を食べてもいい日!」と割り切る
外食や友人宅でのパーティーなどこんな時は「今日はどんなものを食べてもいいし、体に悪いなんて思わないぞ!」と割り切ることです。私自身、この気持ちがすごく大切だなって感じています。
薬膳の世界では食べてはいけない食材はなく、すべての食材に意味があると考えます。
アルコールや揚げ物だって一般的には体にいいとは思われませんが、みんなで美味しく食べて美味しく飲んだら心が喜びますよね。「美味しい!」「楽しい!」って。心と体はつながっていますから心が喜べば体も元気になります。
それに毎日外食、パーティーなんてないはずです。きっとたまにのイベントだと思います。毎日続けたら体に負担になりますが、たまになら割り切っておいしく楽しく食事を楽しむことを大切にしてください。
終わりに・・・
ついつい「体にいいものいいもの!」って思ってしまいますよね。それももちろん大切ですが「食事を楽しむこと」に意識を向けてほしいと思います。食べられることってすごく素晴らしいことです。食べたものを咀嚼して、胃腸系システムが働いてくれて、食べたものを栄養に変えてくれる。そんな大切な時間が食事の時間。
どうか「あれだめ、これだめ」と食材を否定せず「おいしいね」「食べれることに感謝だな」と思ってほしいなと思います。
- 執筆者:
- 倉口 ゆうみ