乾燥が気になったら食べておきたい食品ベスト5
1.こんにゃく
肌の乾燥が気になったらまず口にしてほしいのが、こんにゃく。こんにゃくには肌の保水機能やバリア機能を保つ働きのある成分であるセラミドが豊富に含まれています。ぜひ心がけて口にしましょう。
ただし、こんにゃくにも種類があり、どれを選ぶかによって乾燥への効果が期待できるものとそれほど期待できないものとがあります。市販のこんにゃくを購入する場合は、乾燥への効果が期待できるこんにゃく芋をすりおろして作られたものを選ぶようにしましょう。食事で取り入れるのが難しい場合には、こんにゃく芋から作られたサプリを利用するのもひとつの有効な手段です。
2.乳製品
牛乳に含まれるスフィンゴミエリンという成分も体内で酵素の働きによってセラミドに変化するといわれています。このセラミドは動物性のため人のセラミドに近く、吸収もいいのだとか。また、乳製品には肌の主成分であるたんぱく質が含まれているため、健やかな肌を保つためには欠かすことができません。
にも関わらず、大人になると乳製品をとる機会が減る傾向にあります。おつまみにはチーズを食べる、夕食後にヨーグルトをデザート代わりに食べるなどして乳製品を口にする機会を増やしましょう。
とはいえ、牛乳や乳製品で取り入れたミルクセラミドは体内で消化され、排出されてしまうことになるため大量に摂取しなければ思うような効果を得ることができないともいわれています。そのためミルクセラミドを高濃度で配合したサプリやキャンディなども上手に取り入れることが効果的です。
3.赤パプリカ
緑黄色野菜はビタミン類も豊富に含むなど抗酸化作用が高いので、アンチエイジングフードとしてはおすすめの食品。特に注目したいのが緑黄色野菜に含まれるβ-カロテン。高い抗酸化作用があるほか、新陳代謝を活発にする作用があるためターンオーバーを促進する効果が期待できます。ターンオーバーが遅れたり、乱れたりすると肌のトラブルや乾燥をまねくリスクが高くなるので注意したいですね。
緑黄色野菜の中でもおすすめなのが、赤パプリカ。赤パプリカには、赤唐辛子にも含まれるカプサイシンという赤い色素成分が含まれており、β-カロテンよりも高い抗酸化作用を発揮するのだそう。また、赤パプリカはピーマンや他のパプリカと比較しても甘みが強く、食べやすいという特徴もあります。ぜひ心がけて口にしましょう。
4.ナッツ類
肌の乾燥が気になる時には、肌の油分が足りていない場合があります。そんな時は良質な油を食品で取り入れましょう。おすすめはオメガ3脂肪酸を豊富に含む食品。オメガ3脂肪酸には、シワやたるみに効果があるほか、ダイエット効果、血流を改善する効果、生活習慣病を予防する効果などがあるといわれています。ぜひ日々の健康と美容のために取り入れましょう。
オメガ3脂肪酸はエゴマ油やアマニ油のほか、アーモンドやくるみなどのナッツ類に豊富に含まれています。エゴマ油やアマニ油は生で摂取しなければならない、保管は冷蔵庫行い酸化を防ぐ必要がある、味に少しクセがあるなど難点がありますが、その点ナッツ類はおつまみや空腹時のおやつ代わりに、手軽に口にすることができるのがいいと思います。
また、エゴマ油やアマニ油もそうですが、ナッツ類には「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEも豊富に含まれていて、若さと美しさを保つ嬉しい効果が期待できますよ。ただし、食べ過ぎには注意し、塩分が含まれていない商品を選びましょう。
5.うなぎ
うなぎも乾燥を防ぐにはおすすめの食品。うなぎには、皮膚や粘膜を正常に保つ効果のあるビタミンAが豊富に含まれています。土用の丑の日に限らず、うなぎも日々の食生活にうまく取りいれましょう。
乾燥に効く食品は他にもありますが、特に高い効果が期待できる食品を5つに絞ってご紹介しました。参考にしていただけましたら幸いです。
- 執筆者:
- 遠藤 幸子