食べなきゃ損!美肌を作る身近なスーパーフード「クコの実」の楽しみ方
スーパーフードのひとつ、クコの実。ゴジベリーとも呼ばれるクコの実は、杏仁豆腐にちょこんと載っている赤いアレです。美容と健康に良いスーパーフード、たくさん食べたいけれどどうやって消費して良いのか分からない・・・という意見もチラホラ。特に、クコの実は使い方に悩むという声をよく聞きます。そこで今回は、クコの実の活用方法をいくつかご紹介したいと思います。
クコの実のビューティー効果
中国では古くから漢方薬としても重宝されてきたクコの実。かの楊貴妃も愛した食材と言われており、その美容効果は要注目!
クコの実にはアンチエイジングの味方、抗酸化作用が高いビタミンA、ビタミンCをはじめ、カルシウムや鉄分も豊富に含まれています。エネルギーの代謝を助けるビタミンB1やビタミンB2も豊富。株式会社サティス製薬の研究発表(平成21年1月19日発表)によると、クコの実から抽出される「クコの実エキス」にはビタミンCの2倍の美白作用や、ビタミンCの6倍の抗酸化力があることが分かっています。
クコの実の小さな一粒には、美肌作りや疲労防止、貧血予防に不可欠な栄養素がギュッと詰まっているんですね。たまに食べる杏仁豆腐にちょこんと載っているクコの実、こんなに嬉しい栄養素がたくさん詰まっているならもっと積極的に食べないともったいない!
では、クコの実をもっと身近に感じるためにおススメの食べ方をご紹介しましょう。
お浸しに入れてふっくら食感と甘みを堪能!
和食のサイドメニューとして欠かせないお浸し。茹でて水気を切ったお野菜を、お出汁に淡口醤油を少し足した浸し地に漬けて頂くシンプルなお料理です。
我が家ではこのお浸しに、クコの実を乾燥したままお野菜と一緒にお出汁に浸して頂きます。ぐんぐんとお出汁を吸ってぷっくりと膨らんだクコの実は見た目もかわいらしく、食材本来の甘みも増してとっても美味しいんですよ。ほうれん草や春菊など身近なお野菜のお浸しに、是非加えてみて下さいね。
スープに入れて薬膳風に
肌寒くなる季節に嬉しいのは、カラダを温めてくれるスープ。生姜・長ネギ・少々の塩と一緒に鶏肉や鶏ガラを煮込むだけで、簡単で本格的なスープが作れます。
おススメは、ここに乾燥クコの実を入れて一緒にコトコト煮込むこと!乾燥ナツメやキクラゲも一緒に煮込めば、簡単に薬膳スープが作れます。ヘルシーなおかずスープは、美肌作りにはもちろん、ダイエットメニューとしてもおススメですよ。
グラノーラに入れてサクサク楽しむ!
たっぷりのナッツやドライフルーツをオートミールに混ぜ、ココナッツオイルや菜種油と和えてオーブンで焼くだけの簡単グラノーラ。我が家の手作りグラノーラには、クコの実もたっぷり入っています。クコの実の赤い色がアクセントとなって、とってもかわいい仕上がりに。
食感を楽しみたいドライフルーツやクコの実は、焼き上がった直後に加えて混ぜることで、焦げによる変色や硬くなりすぎるのを防げます。お浸しやスープとはまた違ったカリッとした食感を楽しめるグラノーラは、たくさん作ってお友達へのちょっとしたお土産にもおススメ。もちろん、市販のグラノーラに乾燥クコの実を混ぜるだけでもOKです!
話題のデトックスウォーターに入れてオシャレに楽しむ!
一番手っ取り早いのが、ドリンクにクコの実を加えるだけのレシピ。クコの実に多く含まれるビタミン類は水溶性のものが多いため、スープやドリンクとして頂くことで、栄養素を無駄なく摂取することが出来ます。
お白湯にノンアルコールタイプの甘酒とクコの実を入れて混ぜるだけの美肌ホットドリンクは、就寝前のリラックスタイムにおススメです。飲む点滴とも呼ばれる、栄養価の高い甘酒とクコの実を合わせることで美肌効果倍増!ホットミルクで割っても美味しいですよ。
また、話題の“デトックスウォーター”としてフルーツや野菜、ハーブと一緒にミネラルウォーターに漬け込むと、おもてなしにも使えるオシャレなドリンクに。デトックスウォーターは、お好みの食材をミネラルウォーターに浸して4~5時間冷蔵庫で寝かせるだけの簡単ドリンク。水分補給しながらキレイを磨けるなんて嬉しいですよね。体調やお肌の悩みによって、おすすめの食材を組み合わせてみましょう。お洒落なジャーやグラスに注げば女子力UPも間違いなし!
いかがでしたか?
意外と簡単に食生活に取り込むことが出来る、栄養満点のクコの実。毎日のキレイと健康のために是非積極的に取り入れ、楽しんでみてはいかがでしょう?
【参考文献】「ジャーではじめるDETOX WATER」監修・河瀬璃菜(双葉社)
- 執筆者:
- 國塩 亜矢子