運動効率がどんどんアップ!捻って回して動かす胸椎のトレーニング
今回は様々な部位に効果がある、体幹の回旋動作の運動を紹介します。運動前後、またはお休み前などに取り入れる事により、様々な良い効果が得られるはずです。
捻って回して動かして、胸椎の動きを獲得!
今回取り組んでいただきたいトレーニングは、胸椎の可動域の獲得です。この箇所の可動性は様々なトレーニングを行う上で重要な課題のひとつです。
胸椎は、年齢と共に可動域が低下する傾向にあります。それは筋力低下や、反射性スパズム(攣縮)のリスクを増大させ、各関節へのストレスを増大させると言われております。
今回ご紹介するのは、決して難しいトレーニングではありません。こつこつ日々取り組む事により、年齢に負けない身体を手に入れることができることでしょう。各トレーニングのウォーミングアップの一環や、可動域訓練としてぜひ取り入れてみてください。
トレーニング方法
まず、床に手をついて四つん這いになりましょう。このとき、お腹に力を入れてできるだけ背中を伸ばした状態を作ってください。なかなか背中を真っ直ぐにできない場合には、背筋にもしっかりと力を入れましょう。
手を頭の後ろに添えます。頭は、背骨の延長線上に位置されていることが大切。脇も開き、できるだけ胸を大きく開きます。骨盤、おへそは床に向けたまま動作を行います。
その姿勢のまま、ゆっくりと体を回旋させていきましょう。骨盤とおへそは床に向けたままですから、腰を捻らないように注意します。胸椎を柔らかく動かしていくイメージです。
呼吸はご自身のタイミングで続けながら、左右10回行います。
最初から大きく動かなくても、少しずつ可動域を広げられることの方が大切。この動きは左右それぞれ30度ほど動くことがのぞましいです。
痛みのある方は、無理をしないようにしましょう。動きを小さくしたり、回数を減らしてみてください。余裕のある方は、ウエストにも意識を向けましょう。ひねりの動きで、腹斜筋のトレーニングにもなります。しっかりと刺激が入るように取り組んでみてください。
- 執筆者:
- 伊藤 晃一