ぬくだけ!?でコリや痛みから解放フリフリストレッチ ぬくだけ!?でコリや痛みから解放フリフリストレッチ
画像出典: fotolia

こんなに簡単に!?背中のコリや痛みから解放「フリフリストレッチ」

姿勢と歩き方の質を磨いて夢を引き寄せる専門家。芸能・健康・美容業界で、30年・10万人以上への指導経験を基に「座り方・立ち方・歩き方をヘルスマネージメントやセルフイメージ向上に活かし、心身を整え、自信…
2018年01月21日
Aloha~ウォーキングプロデューサーOK和男です。「頑張りすぎて力んでいませんか?」あなたは無意識のうちに何処かに力が入ってしまう癖はありませんか?ちなみに私は我慢する癖がありました。そのたびに歯を食いしばっていて、そのせいで歯が削れたり割れたりしました。必要な時に最高の力を出すためには、ぬく事が大切です。

ガチガチに力を入れるとしなやかさが消えてしまう

力のぬき方が下手だと私のように大切な歯を削ってしまったり、無駄に疲れていたり、動きの硬さから知らないうちにパフォーマンスが半減していたり、たくさんの損をします。

「余計なところに力を入れ過ぎて無駄に疲れていませんか?」

ガンガン鍛えるのもいいですが、力をぬいてニュートラルポジションを取り戻すことも意識しましょう。余計な力を抜いて上手にリラックスすることで、身心のパフォーマンス力がグ~ンと上がってくることを体感できるはずです。

「背面」にのしかかる重苦しさを解消するには

寒さ・ストレス・不良姿勢、様々な原因で疲労を蓄積して、凝り固まりがちな私たちの「背面」。具体的には、腰・背中・肩・首といった「背面」に凝りや痛みがあると、その不快感に疲労感も増幅して気力も減退してしまいがちです。

そんな重苦しい「背面」を背負って、いったいどうすればいいのでしょうか?もちろん疲れた時には休息をとって、しっかり身体を休めることは大切なことです。ですが、同じ姿勢を長く続けて身体が凝り固まっているようなときは、そのまま休むよりももっといい方法があります。

長時間の同じ姿勢による局所的な疲労でガチガチになった筋肉は、血管や神経を圧迫してしまいます。圧迫されて血流が悪くなり痛みを生じるようになります。このような状態であるならば、そのまま動かないで休むよりも、筋肉を優しくほぐしてあげることをお勧めします。

背中の痛み
画像出典: fotolia

コリや痛みから解放フリフリストレッチ

筋肉をほぐしたい時に気持ちよくマッサージしてもらえると快適ですが、それが無理というときでもこの方法を知っていればOKです。自分1人で行える簡単フリフリストレッチをご紹介します。

1:腰幅ほどに脚を開いて立ちます
2:全身リラックスして両腕もぶらりと垂らします
3:背骨周りの深層から優しくほぐすように身体を左右に振ります
4:体幹中心部から末端に向けて優しく動きが伝わっていきます
5:両腕は鞭のように振られます

目安:30回ほどフリフリしましょう


OKポイント:
腰・背中・肩・首といった「背面」も、お腹周り・肋骨の周辺・胸も、しなやかにフリフリしましょう。

フリフリストレッチ
画像出典: 美LAB.

筋肉マニアさんへ

この欄は、筋肉をもっと知りたくなったときのためのオマケです。フリフリストレッチでほぐした主な筋肉の名前です。

・多裂筋(たれつきん)
背中の深層で脊柱に付着している小さく細かい筋肉が連なるようにして形成されています。

・僧帽筋(そうぼうきん)
肩甲骨上の表層に位置する筋群で肩甲骨を安定させたり、重たい荷物を持ち上げるときや、肩をすくめる動きの時に使います。

・広背筋(こうはいきん)
背中の広い面積を持つ筋肉です。

・横隔膜(おうかくまく)
胸腔と腹腔との境にある膜状筋です。

・腹筋群(ふっきんぐん)
腹直筋・腹斜筋・腹横筋などのお腹周囲の筋肉です。

・骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)
骨盤の底部でハンモックのように内臓を支えています。

背中の筋肉
画像出典: fotolia

成果を感じるコツ

私たちは、「ほぐす・緩める・力を抜く」という一見楽そうな行為が案外苦手だったりします。フリフリストレッチを繰り返し行って、徐々にコツをつかんでいきましょう。

せっかくのストレッチも「不良姿勢」により特定の筋肉が常に伸ばされた状態で緊張していると、改善効果が薄れてしまいますので、普段の姿勢を整えることも忘れないようにしましょう。

続けていくことで背中や首周辺の筋肉もしなやかにほぐれて、凝りや痛みの予防解消にOK。さらに骨盤や脊柱周りの筋肉の柔軟性を高めることで背骨を矯正する効果も期待できます。

今回ご紹介したストレッチ以外にも、「ほぐれてる~」「柔らかくなって巡っている~」とイメージしながら行うストレッチをいろいろとお試しください。マハロ~♪

執筆者:
OK和男