残業でへとへと・・・そんな時の「食事」ってどうしたらいいの?
「でも、そんなことを言っても何を食べたらいいか分からない。どうしたらいいの?」そう思うあなたに、今回は疲れた時のお食事のお食事の摂り方をご紹介します。疲れすぎていると料理をする気力もない・・そんな方には、コンビニでどんなものを選んだらいいかもお伝えします!疲れたあなたがお食事で少しでも元気になりますように。
疲れている時は無理して食べなくてもOK?
遅くまで仕事を頑張って家に着いた時はもうへとへと・・・もう食べる気力がない。そんな時ってあると思います。でも「頑張って食べないと元気が出ない」と思って、頑張って無理して食べていませんか?でも、実は疲れている時は、無理をして食べなくてもいいんですよ。
「ごはんを食べて元気をつけなさい!」と言われてきたから、なんか食べなきゃいけない!と思う方もいると思いますが、実は食べたものを消化吸収するにも体力が奪われてしまいます。
中医学の世界では21時~23時は「亥の刻」と言って、就寝に向かって内臓の働きを沈めていく時間帯です。その時間帯にたくさんごはんを食べてしまうと、本来ならば内臓が休む時間帯なのに逆らってしまうことになります。当然、自然に逆らっているのでそれが体の不調となって現われるのです。
ですので、前提としては疲れてしまって今日はごはんを食べる気力がない・・っていう時は、無理して食べなくてもOKということを覚えておいてもらえたら嬉しいです。
夜遅く帰ってきた時の食事はどうしたらいい??
「疲れてなんかお腹すいたなぁ」そんな方は無理に我慢せず、心と体が喜ぶお食事をしましょう^^でも、21時を過ぎている場合は頂くものに少し気を遣って頂きましょう。ポイントを書いていきますね!
【選びたい食材~体に元気をくれるもの~】
米・山芋・かぼちゃ・じゃがいも・アスパラガス・鶏肉・豚肉・牛肉・えび・鮭・ぶりなど。
【選びたい食材~体を温めてくれるもの】
玉ねぎ・ねぎ・にら・生姜・しそ・かぼちゃ・鶏肉・羊肉・えび・鮭・さばなど。
【お料理のポイント】
疲れている時は体の巡りが悪くなりがち。巡りが悪くなると体は冷えていますので体を温めるものを頂きましょう。お勧めはスープ!鶏の骨付きのお肉をお野菜とコトコト煮込んで、軽く塩味コショウで味をつければ素材のうまみを感じることができ、体もぽかぽかになります。具だくさんなのでたくさんおかずを作らなくてもOKなのが嬉しいところ。ちなみにコショウは体を温めてくれますので食べる前にさっと一振りするのもおすすめ。
スープは煮込んでいる間は手もあきますので、ちょっと一息ついたりお弁当を洗ったり・・とすきま時間に何かすることもできますね。
【避けたいもの】
アルコール・冷たい物・揚げ物・味が濃い物
お腹がいっぱいになりすぎると動きたくなくなる・・と、そのままこたつに寝てしまったり、ソファに寝てしまうとゆっくり休めませんので、「もう少し食べたいけど、このへんにしておこうかな」という量でお食事を終えることが理想ですね。胃腸の為にも満腹より少しゆとりを持たせましょう。
作るのは面倒。コンビニで買うならこれがおすすめ!
家で作る気力はないけれど何か食べたい・・!そんな時はコンビニに頼りましょう。今は女性に嬉しいメニューがたくさん出てきているので、選ぶのもまた楽しいですね^^
【コンビニで選ぶ時のコツ】
スープやお野菜コーナーをチェックしましょう!今はインスタントだけでなくお弁当コーナーに美味しそうなスープ類がありますよね。ぜひコンビニのスープコーナーも覗いてみてください。選ぶ時は辛い物や刺激がありそうなものはなるべく避けましょう。もし、スープだけで足りない時は鮭のおにぎりがおすすめです。鮭は体を温め、気血を補ってくれます。
【夜は控えたいメニュー】
パスタやお弁当類・生野菜類
お弁当はたくさん具があって満足感はありますが、ちょっと量が多いですし、胃に負担がかかるものが多いので、夜は少し控えたいところ。パスタは具材が少なく栄養が偏り勝ち。またパスタの元になっている小麦は体を冷やしてしまいますので、こちらも少し控えたいところですね。生野菜は選びがちかもしれませんが、冬の生野菜は体が冷えてしまいます。お野菜を頂くときは温野菜料理を選びましょう。
終わりに・・・
一日中お仕事を頑張って疲れた体。ストレスが溜まってやけ食いをしたくなる時もあるかもしれませんが、頑張った自分だからこそ、労わってあげて欲しいのです。
少し意識をして選ぶものを変えてみるだけで体がほっとして少しずつ元気が出てくるはず。いつも頑張っているあなたが少しでもお食事することで癒されて、また明日から頑張れますように・・・!
参考文献:漢方・中医学がわかる本/宝島社 現代の食卓に生かす「食物性味表」/日本中医食養学会
- 執筆者:
- 倉口 ゆうみ