アレッ逆になってない?スクワットの呼吸と目線って アレッ逆になってない?スクワットの呼吸と目線って
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あれっ、逆になってない?「スクワット」の呼吸と目線をレクチャー

25年のキャリアを持つ美と健康づくり指導者。外資系ホテルトレーナーを経て独立。成人~後期高齢者に至るまで幅広く対応。エビデンスに基づく情報提供と、現場経験で培った指導スキルを持つ。コンセプトは健康寿命…
2017年10月07日
パフォーマンスを左右する目線と呼吸。目線と呼吸は、トレーニングの大原則である、正しく安全に効果的に行う上で欠かせません。しかし、指導の現場では結構できていない人が多いのです・・・。そこで、スクワット時の呼吸と目線について動作ごとにレクチャーします。

見落としがちな目線、実は大事

動作中の目線は真っ直ぐ前か、あるいは顎を上げずに目線だけを若干斜め上に向けます

目線は正しいフォームをとるうえで欠かせません。目線が下がると上体姿勢に影響します。背中が丸まり体幹部が緩み、骨盤が後ろに倒れやすくなり、しゃがんだ際、股関節屈曲時の骨盤前傾を妨げます。

反対に、目線が上過ぎても頚椎に負担がかかったり、反り腰になってしまいがちに。しゃがむ際に両手を前に伸ばして指先を見るようにすると良いでしょう。

目線は前に
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息を吸いながらしゃがむ

鼻(又は口)から吸い込みながら膝・股関節を曲げしゃがんでいきます。

この時、体幹部をギュッと締めるように固め腹腔内圧を高めるようにすると、下肢体幹部が安定します。

動作に合わせた正しい呼吸が自然にできるようになるまでは、少し難しいかもしれませんが、フォーム同様、意識して身に付けましょう。

息を吸いながらしゃがむ
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息を吐きながら立ち上がる

口(または鼻)から吐きながら元の姿勢に戻ります。

スクワットのしゃがみ立ち動作において、最も大きな力がかかるのは立ち上がる瞬間です。この時に息を吐き出していきます。

他のエクササイズやトレーニングも同様です。最もキツイ時に息を吐き出すことを覚えておくと良いでしょう。

息を吐きながら立ち上がる
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おさらい

ついフォームなどを気にして、たびたび下を見てしまっていませんか?動作中も目線をお忘れなく!呼吸は最初難しければ、まずは息を止めないように行えばOKです。

目線はずっと前に
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執筆者:
小川 りょう