手のひら&足裏の「肝臓強化」ツボ!体質が変わるセルフマッサージ 手のひら&足裏の「肝臓強化」ツボ!体質が変わるセルフマッサージ
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手のひら&足裏の「肝臓強化」ツボ!体質が変わるセルフマッサージ

ヨガ&フィットネスライフ講師/トータルヘルスケアトレーナー/Studio Beets代表。1974年広島県出身。日本女子体育短期大学舞踊学専攻科卒業。ヨガ&フィットネス講師歴22年。 現在は自身…
2016年08月02日
手のひらや足裏、全身には内臓を強化するツボがたくさん点在しています。今回は「肝臓強化」に導くツボ押しとセルフマッサージのやり方をヨガ&フィットネス講師でヘルスケアライフトレーナーの山本華子先生に教えていただきました!

手のひら&足のツボ押しで肝臓を整えられる?

内臓のイメージ
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全身には内臓の反射区であるツボが数多くあります。そのため、直接内臓を触ることはできなくても、血流を上げ・温め・はたらきを整える効果につながるのです。

また、内臓は肋骨に守られているので、肋骨周辺をほぐすことも有効です。

今回ご紹介する手のひら・足のツボ押しやセルフマッサージは、電車やオフィス、家事の合間など隙間時間にできるものもあります。必ず空腹時に行って、ツボも肋骨周辺も常に柔らかく、痛みがないように保ちましょう!

1:手のひらの「肝臓」のツボを刺激

手の平のツボ刺激
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手のひらのツボの場所
右手の薬指の付け根から、手のひらへ3㎝くらいのところにある肝臓のツボ。

肝臓のツボ押しのやり方
ここを左手の親指の先で“イタ気持ちいい程度”に押しましょう!呼吸を止めず、押す度に息を吐きましょう。

時間があればその部分だけでなく、全体的にマッサージするととてもスッキリします!

電車でもオフィスでも、どこでもできる手のひらのツボ押しマッサージです。手のひらも足裏と同じくらい全身のツボが集中しているので、しっかり刺激していきましょう。

2:足裏の「肝臓」のツボを刺激

足ツボ刺激
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足裏のツボの場所
右足裏の中指・薬指の下・指3本分くらいのところは、特に肝臓の反射区です。

肝臓のツボ押しのやり方
まずは右足裏を、左足のかかとを使って揉みほぐしましょう。手の指などでマッサージするよりも、ラクに刺激することができるため、テレビを観ながらでも行えます。

足裏全体をまんべんなく踏み続けますが、肝臓の反射区の右足裏の中指・薬指の下・指3本分くらいのところを“イタ気持ちいいくらいの強さ”で、足裏に対して直角に踏んで刺激してください。

踏みつける度に息をしっかり吐きましょう。心ゆくまで行ったら、左側も同様に刺激していきます。

専門家の体験談
足裏は全身の各器官の末梢神経が集中しているため、全身の各器官の縮図ともいわれています。

私自身、なかなか疲れがとれないときは足裏マッサージをします。そうすると全身が芯から軽くなるから本当に不思議です。

3:おへそ~みぞおち周辺のマッサージ

おへそ~みぞおち周辺
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おへそ~みぞおち周辺マッサージのやり方
握りこぶしを作り、おへその上のあたりに置きます。そこからみぞおちの方にすべらせるように、下から上へマッサージします。真ん中のラインと少し左右にずらしたラインを全体的に行っていきます。

加齢と共に下垂する内臓を引き上げて、血行を促進するイメージでマッサージするのがポイントです!

専門家の体験談
肝臓強化ダイエットのモニターさんの中には、このマッサージを行った直後からしつこかった胃もたれや腰痛が改善されたという方もいらっしゃいました。

特に食後は避けて、空腹時に行ってくださいね!

4:肋骨たたきマッサージ

肋骨たたき
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両手で肋骨を表面からトントンと叩き、細かい振動を肋骨の内側の内臓に響かせましょう。

右側が痛い場合はおもに「肝臓」左側が痛い場合は「胃」が弱っている可能性も。呼吸を止めずに、叩くリズムに合わせて息を吐きながら行いましょう。

5:肋骨内側のマッサージ

肋骨内側マッサージ
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指先を肋骨の内側に差し込んで揉みほぐしましょう。その後、手の位置をずらして、みぞおちから肋骨沿いを下部の方まで揉み解していきます。

右側はおもに「肝臓」、左は「胃」です。どちらかが痛かったり硬い場合は、肝臓や胃がお疲れのサインかもしれません。

痛みを感じる方は普段から食べ過ぎに注意をし、肋骨まわりを極力柔らかくして腹八分目の食事を保ちましょう。

専門家が解説!「肝臓強化ダイエット」の好転反応

肩こりのイメージ
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私の生徒さんの中にも、「こんなところを触ったこともなかったけど、知らぬ間に疲れがたまっていたことに気が付きました」などの声をよくいただきます。

食事の改善をし、このようにマッサージを行うと、一時的に不調が悪化することがあります。私も身体がだるくなった、腰痛が悪化した、眠くて仕方ないなどの症状が起こりました。

マッサージ、ヨガやストレッチ、食事改善などを行うと、ドロドロしていた血液がきれいになったり、血行がよくなったり、それによって老廃物が流れる過程で一時的に身体が不調になることがよくあります。これを好転反応といいます。

専門家の体験談
私は1ヶ月くらいの間は体調にさまざまな変化がありましたが、最終的に1ヶ月で体重は2㎏減り、むくみがスッキリし、肩こりや腰痛が劇的に改善しました。

生徒さんたちの体験談
モニターの生徒さんの中にも当初は体調不良になる方もいらっしゃいましたが、その後は以下のような報告を受けました。

◎運動できないほどの腰痛が改善した。
◎肩こりや背中痛、股関節痛が緩和した。
◎無理なく体重が減った。
◎便通がよくなった。
◎ウエストにくびれが出来た。
◎自分だけでなく家族の人間ドックの数値がよくなった。
◎むくみがすっきり解消した。
◎身体が軽く、疲れにくくなった。
◎弱かった胃が強くなった。
◎アトピー性皮膚炎が緩和した。
◎原因不明のかゆみがなくなった。
◎眼の疲れが軽くなった。
◎身体が軽く、ランニングが快適になった。
◎自分の身体に合う食べ物と、負担になる食べ物が分かるようになった。
◎自分の人生全体を見つめられるようになった。

手のひらと足裏・肝臓まわりのマッサージに挑戦しよう

女性
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忙しい日々の中で、自分の身体と向き合うのはなかなか難しいことです。食べ物によるアレルギーや消化不良による不調の可能性もあるので、くれぐれも無理なく行ってくださいね。

薄皮を一枚ずつはがしていくかのように、少しずつ体質が変わっていくのを楽しんでみてくださいね!

執筆者:
山本 華子