

脂肪がメラメラ燃える!つらい運動なしで「ヤセ体質」を作るコツ
運動のダイエット効果は「運動中だけ」にあらず
実は、エネルギーが消費されるのは激しい運動中だけではありません。運動によって増加した体温や心拍数、血流は、“運動後”もしばらく持続。運動後は体力を回復するため普段よりも多く酸素を使用しますから、酸素やエネルギーの消費量が安静時よりもずっと多くなります。
この一連の反応を“EPOC(Excess Postexercise Oxygen Consumption=運動後過剰酸素消費量)”といい、有酸素運動や筋力トレーニングを行うと、運動を終えた後もカロリーの消費率が上がっていきます。この状態は、最長で2時間ほど続くと言われています。

運動後は冬でも半袖で過ごせるくらい、身体が温まりますよね。それだけ体内のはたらきが活発になって、エネルギーを消費しやすい状態になっているということ。あまりカロリーを消費しなさそうなイメージのある筋トレやヨガ、ストレッチなどでも、体幹の筋肉が鍛えられて血流がよくなり、消費カロリーがUPすることでダイエット効果につながるのです。
運動の効果は“体質の変化”
運動は何よりも“続ける”ことが大切。運動の継続による一番の効果は体質の変化だからです。
筋肉が鍛えられて活性化すれば、それだけ消費できるカロリーが増えます。体内のはたらきが活発になれば、交感神経が刺激されて代謝がUP。運動をしなくてもエネルギーを消費しやすい“やせやすい体質”に整うのです。

キツイ運動よりも“楽しく続けられる”運動を
どんなに消費カロリーが多いトレーニングでも、続けられなければその場限りで終わってしまいます。また、大きな負担をかけてしまい身体を壊したり、回復に追われて体内を活性化することができなくなってしまうケースも。
たまに取り入れる激しい運動よりも、楽しく毎日続けて体質を改善する運動の方が、ダイエット効果を高めることができます。
たとえ10分ごとの細切れの運動であっても、体内を活性化させることで消費カロリーをアップさせることが可能。楽しく運動を取り入れて、EPOCや代謝UP効果で“痩せ体質”を叶えてくださいね。
- 執筆者:
- Nao Kiyota