体の中心(コア)を鍛える!骨盤周りを動かし体の中心を安定させよう
骨盤のゆがみは百害あって一利なし
まず初めに、上半身と下半身を支えている大切な場所、骨盤を鍛えていきましょう。
骨盤がゆがむと、全体のバランスが崩れてしまいます。骨盤が開くと内臓が下垂し下腹部がポッコリ出た体型になり血液やリンパの流れを悪くし、太りやすい体質になっていきます。
骨盤を安定させてやせ体質へ
骨盤を安定させることで、体の中から末端まで全身を使え、無駄のない動きへと変わっていきます。ここではお腹の奥にある、天然のコルセットと呼ばれている腹横筋と骨盤底筋を使い、ゆったり呼吸を行います。
呼吸とポーズで体の中心(コア)に力を集め、しなやかで安定した骨盤をつくり、ゆがみを解消してやせ体質をつくりましょう。
エクササイズの方法
●腰上げ(チェトシ パーダアーサナ)
●赤ちゃんのポーズ(ワーユ ムクティ アーサナ)
体を反る動きと丸める動きで、骨盤の緊張を取り除き、また、骨盤を上下に動かすことで、動きをなめらかにし、腰の疲れや痛みを緩和してくれます。
1. 仰向けになり、両膝を曲げ足がお尻の外に来るように膝を大きく開いておきます。両手でそれぞれの足首を外から持ちます。手が届かない場合は手を床に伸ばし手の平を下に向けておきます。
2. まず、息を吐ききります。息を吸いながらゆっくりと腰を持ち上げます。かかとで踏み込むようなイメージで、肩は下げてあごは引きます。そこから吐いてお尻を少しゆるめます。さらに吸ってお尻をぐーんと持ち上げ、吐いて少しゆるめます。
そのままあと2呼吸。余裕のある方は、最後の呼吸で持ち上げたお尻のまま呼吸を5秒止めます。この時、体の中心にエネルギーが集まっているのを感じてください。
ゆっくり体を床に戻し、手足を離してスーっと伸ばします。ここで少しリラックス。
3. 息を吐きながら、お尻を下ろし、両膝を引き寄せ膝を胸に近づけます。首は伸ばし、肩の力を抜いて呼吸しましょう。吐く息で、頭を浮かせ、膝と頭を近づけそのまま5呼吸。骨盤底筋をしめて呼吸することによりお腹の引き締め効果がアップします。
ポーズの効能
自律神経の働きを高め、脚全体の筋肉・ひざ関節が強くなり腎臓などの機能が高まります。お尻・太もも・お腹の引き締め・便秘・腰痛の解消にもつながります。夏に向けて、体の中心(コア)を鍛えて行きましょう!!!
- 執筆者:
- 上村 朋美