「睡眠効果」を高める方法とは?良質の睡眠を手に入れる生活のポイント 「睡眠効果」を高める方法とは?良質の睡眠を手に入れる生活のポイント
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「睡眠効果」を高める方法とは?良質の睡眠を手に入れる生活のポイント

《修得資格》 AEA 日本エステティック業協会 上級エステティシャン JEEC エステティシャン ディプロマ JDHAダイエット協会 プロフェッショナルアドバイザー AEAJアロマセラピー デ…
2019年07月01日
睡眠の効果を満足に得るためには、就寝前の過ごし方や睡眠に関する基礎知識を見直すことをおすすめします。今回は美容家のMadoka先生に“質の良い睡眠”を手に入れるための、見直すべく生活のポイントや、睡眠のサイクルについてご紹介していただきました!

睡眠にはどのような効果があるの?

睡眠 効果
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生体ホルモンの分泌を高める

睡眠によって脳の下垂体から分泌され、内臓機能の調整、肌機能を高める成長ホルモンが分泌されます。

疲れやだるさを取ったり弱った内臓機能の修復をしてくれたり、肌のハリ・潤いを高める効果に期待ができます。

「寝る子は育つ」と言われるように、子供にとっては発育を促すといわれています。

生体リズムを整える

メラトニンという体内時計の役割をする生体リズムを整えるホルモンが分泌されるため、体温調整や血圧に関わってくると考えられています。

免疫を上げる

身体を守る免疫の生体防御反応を睡眠によって高め、体内で誘発するウイルスや雑菌の侵入を防ぐといわれています。病気になったときに自分で治す力の向上につながると考えられます。

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の違い

睡眠 効果
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「レム睡眠」とは

脳は目覚めかけているが身体の力は抜けていて、浅い睡眠の状態になります。

大脳は活動しはじめ、寝る前に考えていたことや記憶を思い出したり、記憶の整理をしたり、夢を見たりします。

「ノンレム睡眠」とは

脳が休息している状態です。成長ホルモンを分泌したり、内臓や細胞の修復、免疫機能を高めます。

身体の休養や休息だけならばノンレム睡眠のみでいいと思いますが、レム睡眠と交互に繰り返すことによって得られる効果もあります。

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」と繰り返す理由

大脳のはたらきが低下しすぎないように時々覚醒をさせていること、レム睡眠によって起きていた時の情報の整理をすること、レム睡眠を何度か繰り返して、脳を少しずつ覚醒して目覚めをよくすることが挙げられます。

睡眠不足は心身にどのような影響をもたらす?

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脳のはたらきの低下

睡眠中の脳の休息や情報の整理ができないことで脳の機能が低下し、記録が曖昧になったり、物事の判断力、問題解決能力の低下を招くといわれています。

起きているときも頭がはたらかないようなぼんやりする状態、感情が不安定になり、精神的に不安定さを感じることが多くなります。

免疫力の低下

ホルモン分泌が弱くなることで免疫力が低下し、ウイルスや細菌への抵抗力が弱まると考えれます。体調を崩しやすくなったり、いつも身体が疲れている、だるさが取れない状態が続きます。

肌老化が進む

肌の修復や再生に成長ホルモンが関わっているため、肌が乾燥して荒れやすくなり肌老化が進みやすくなります。睡眠不足によって肌が敏感になったり、アレルギーを起こしやすい状態にも繋がります。

脳と身体が休息できていないと体内に疲労物質が蓄積し、酵素のはたらきが弱まるといわれています。代謝機能が高められないことで、ダイエットや筋トレの効果が出にくくなることも。

食欲を刺激するホルモンが増加するともいわれているので、過食から肥満に繋がることもあると考えられています。

睡眠の効果を高める方法

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睡眠を妨げるものは就寝前に摂らない

就寝前のカフェインは入眠を妨げたり、睡眠を浅くするといわれています。アルコールは睡眠の途中で覚醒しやすくするため、睡眠の質を落としてしまうので注意が必要です。

また、タバコに含まれるニコチンには脳の覚醒作用があるため、就寝前の喫煙は避けることをおすすめします。

入浴は就寝する最低2時間前までに

深部体温が下がるときに、眠気が出てくるといわれています。入浴中はリラックスして深部体温を上げるように、38度前後のぬるいと感じる程度の温度に設定して、アロマや入浴剤を使用します。

徐々に深部体温が下がってきた頃に自然と入眠できるよう、就寝する最低2時間前に入浴するようにしましょう。

食事は就寝する3時間前までに

食後すぐに寝てしまうと内臓は消化吸収の活動をしているため、睡眠が浅くなったり、内臓が休息する時間が短ってしまいます。就寝時には消化活動が終わっているように、食事は就寝する3時間前までには摂るようにしましょう。

時間が無い場合は消化の良いもの果物や野菜、水分を多く含む食事を少量食べるようにすることをおすすめします。

睡眠の効果を高めてリラックスしよう

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良質の睡眠時間をとることで、さまざまな嬉しい効果を望めます。寝つきが悪く悩んでいる方や、最近あまり睡眠時間を満足に得られていない方は、ぜひ今回ご紹介した睡眠前の生活習慣を見直してみてくださいね。

執筆者:
丹沢まどか